どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
今まで僕は、「信念」や「思想」という、いわゆる「見えない確信」の部分についてを追求してきました。
信念や思想は、その理屈や理論がしっかり分かっている場合においては、非常に堅固な心の槍になるんですが、理論や理屈がしっかりと腑に落ちていない場合、割と脆かったりします。
特に、今のこのコロナの時代、「そんな角度から不安煽ってくる!?」っていう情報にさらされ続けることになってしまい、信念や思想というのがとても揺らぎやすくなっています。
四柱推命を扱う者として、信念や思想を説く者として、この状況は非常にヤバイと思っていたわけです。
自殺者の多くは、ベランダが汚い
あるとき、ふと目に入ったある心理学者のツイート。
「心理学者の多くは、ベランダが汚い傾向にあった」
これを見たときに、なんかピンと来たものがあった。
点と点が線になった感覚というか、あぁ、これだったのか!という感覚。
部屋はその人の心理を写すとは言うものの、割と汚部屋に住んでる知り合いもいるし、ミニマリストの変な友達もいる。
どちらも別に普通に生きてるし、なんならどちらも生命力は強い。
むしろ会ったときにはこっちが元気をもらうくらいだけど、そういえば確かにベランダに物は置いていない。
ややこしい話なんだけど、あくまで人は、ベランダが汚いから自殺するわけではない。
自殺する人の多くは、ベランダが汚い傾向にあったと言う話だ。
では、自殺の前日にベランダを片付けたら自殺を防ぐことができたのか、というと、そういうことでもない。
「ベランダが汚かった」
というのはあくまで「状態」で、「原因」ではない。
ここの線引きが大事になってくる。
「黄色の財布は金運が上がる」
といった話があるけど、それもあくまで、お金持ちの多くが黄色の財布を持っていたようだ、という「状態」の話であって、黄色の財布がお金を呼び寄せた「原因」ではない。
現代的な風水というのは、この線引きを無視して、短絡的に曲解したものだから、
「黄色の財布は金運が上がる」
と言い切ってしまうわけだ。
だから効果がない。
だけど、自殺者の多くはベランダが汚い傾向にあって、お金持ちの財布は黄色だったりするわけだ。
「心の持ちよう」を保護できたなら
ベランダが汚くなってしまう心理傾向の人は、恐らく命式的には他人軸だけど頑固なタイプ(①)や、自分軸だけど極端にビビリなタイプ(②)だったりするんだと思う。
①や②の人が、日常生活で受けるストレスというのは、食器棚の天板の埃みたいに、思いの外よく溜まる割に気付きにくい。
この、「気付きにくい」というのが、鑑定の現場でもいつも出てくる厄介者なのだ。
人は、気付いているものは修正できるけど、気付いていないものに気付くことはできない。
デスクワークで肩が凝るわけだけど、その原因が長時間の座りの姿勢による骨盤の歪みだということに気がつかないようなものだ。
肩が凝っていることには気が付くから、肩のマッサージをするけど、本来ケアしないといけないのは骨盤の歪みで、もっと言えば、骨盤の歪みを助長する「デスクワーク」という職場環境だったりする。
例えばスタンディングデスク(立って作業するための机)に変えたり、椅子をバランスボールに変えたり、始業前と退勤前の15分くらいに、プロのヨガ講師によるヨガの時間を取ったりする福利厚生を導入したりと、そっちの働き方改革の方が望ましいわけだけど、そこには目もくれない。
ちなみに、僕はスタンディングデスクを使ってるけど、一日中立って仕事するのはしんどいけど、たまに立って仕事するのはめちゃくちゃ捗るし、マッサージに行く頻度が激減したので、デスクワークの人には超おすすめ。
そんな気付きにくい部分にこそ、ベランダが汚くなっていく原因があるわけなんだけど、気付きにくいから結局気が付かない。
①や②のタイプの人が仕事で追い込まれたり、姿勢が悪いせいで頸椎に圧迫が起こって、精神的に不安定になっていくのは容易に想像できる。
姿勢と精神、筋肉と心というのは、それぞれが非常に密接に繋がっている。
例えば、元気ハツラツのモーレツ営業マンの人を想像してみると、どうあがいても猫背の人を想像できない。
きっとそんな人は、朝起きたときに、シャ!っとカーテンを開けて、空に向かってグイーッと背伸びをすることだろう。
だから猫背にもなれないし、ベランダが汚くもなれない。
表現を変えるなら、猫背になる隙も、ベランダが汚くなる隙もないわけだ。
つまり、猫背になったりベランダが汚くなったりする人というのは、命式や家族構成、心理傾向や心理状態なんかの難しい話ももちろんあるんだけど、早い話が
隙があるわけだ。
もちろん、「隙」だから本人に自覚症状がない。
そして、その隙を晒し続けた結果としての、猫背やベランダの汚さということになる。
体と心はとても興味深くて、ストレスの発散でさえ無自覚に行う。
だけど、物理的に発散不可能な状態が続くと、強制的に体を止めに来る。
それがいわゆる「病気」である。
「病は気から」
なんて気軽に言うけど、実はマリアナ海溝くらい深いことを言っているわけです。
そして、病の原因になる「気」、さらに本人ですら気がつかない「隙」。
つまり「心の持ちよう」を保護することができたなら、猫背にもならずにベランダが汚くもならずに済むんじゃないか?と思ったわけです。
風水をアップデート!
風水というモノ自体、正直僕は結構うがった見方で見ていました。
って思ってました 笑
ただ、それはもちろん事実でもあって、とりあえず縁起モノを置いといたらいい、とりあえず今年の干支を置いといたらいいとか、そんな雑なモノじゃないんですよね。
過ぎたるは及ばざるが如し、多すぎるものは、時には毒にもなり得ます。
弱っている人に「元気だしなよ!」って言ったって、その元気が出ないから困っているわけで、かける言葉はそれじゃないわけです。
そんな感じで、風水と呼ばれるものを、今一度、心理学、色彩心理、犯罪心理や社会学、神話などから考え直してみると、色々見えてくるものがあるんじゃないか。
そう思ったわけです。
というか、そう思ってやっていたわけじゃないけど、最近は心理学や社会学や神話の本を読み漁っていたので、
と、ピンと来たんだと思います。
あとは、この閃きを形にする作業と、効果の検証。
・・・と言っても、そのどちらも水面下で進めてはいて、ほぼ確信を得ている段階ではあるんですが。
「風水」
と言うと、どうしても間取りや家具の配置を想像しがちだけど、僕が思うに、それは結果なんだと思うわけです。
その前段階にある深層心理を保護したり、傷ついた心をケアすることができたなら、結果として住環境も整うはずなんですよね。
人の形は、即ち心の形。
心の形をデザインすることができたなら、なりたい自分の形になることなんて、そんなに難しい話じゃないです。
「クヨクヨしている」という「結果」をどうこうしようとするアプローチは、デスクワークで歪んだ骨盤から来る肩こりにバンテリンを塗るようなモノです。
例えばそこで、骨盤の位置を改善する補正下着を身につけてみたら。もしくは、歩くだけで骨盤の歪みを解消する靴なんかがあったら。
そして人は、痛みが解消すると、痛みがあったことを忘れます。
あれだけ苛まれてきた痛みを、コロッと忘れることができる生き物なんです。
ということは、汚れていたベランダも、コンプレックスだった猫背も、アプローチが正しければ、本人ですら気が付かない間に解消してしまうことになります。
近代風水が雑過ぎて分からなかったけど・・・
実は風水って、それだけのポテンシャルを持っているものなんです。