どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
これまでの人生で、なんでこんなに運が悪いんだろう・・・と落ち込んだ時というのは誰しもがあるかと思います。
そんな時には、ついパワーストーンや神社や波動が上がる(?)ようなグッズに目が行きがちだったりしますが、それは一番やっちゃいけないよ!という話。
「運が悪い」とは何のエラーなのか?
「運が悪い」という言葉は、もはやなんの疑いようもないくらいに当たり前に使う言葉ですが、運が悪いという状態は、一体何が悪くなっているのでしょうか?
まずはここを考える必要があります。
「運」という謎の領域があるような気がしてしまいますが、「運」のサポート範囲というのは言語化することができます。
例えば、①白い服にミートスパゲッティのソースが飛んでしまったのは、運が悪いからでしょうか?
②事故によって電車が遅れて、大事な会議に遅れてしまったのは、運が悪いからでしょうか?
③付き合う人が毎回ダメ男というのは、運が悪いからでしょうか?
④面接に落ちたのは、運が悪いからでしょうか?
①と②(④も一応入る)は運のせいではなく、不測の事態と言えます。
ミートスパゲッティを食べる時は、ソースが飛ぶことはある程度予測しているはずですが、それでも死角からソースは飛んでくるものです。
事故によって遅れた場合も、あなたの「運」が悪いために事故が起こったのでしょうか?
面接に落ちることも、あなたの「運」が悪かったのでしょうか?
不測の事態が起こったり、不測の事態が続いたりすると、人は「運が悪いかも」と思い始めます。ですが、その出来事自体は、あなたの運が引き起こしたのでしょうか?
もしあなたの運が何か重大な事件を起こしていたとしたら、
と詫びの一つでも入れて欲しいところです。
ですが、「あなたの運」という存在は、会社に向かう途中の道路で事故を起こさないし、ミートスパゲッティに服を汚させようという悪意を持たせることもしません。
ちなみに③の毎回ダメ男に引っ掛かる人については、これも本人であれば
と思うかもしれませんが、そんな人を第三者の目線で見た時には、
と思うはず。
「運が悪い」という言葉が当たり前のように使われていますが、その「運」とやらは、一体あなたのどこに作用して不具合を発生させているのでしょうか?
運の正体
「運」とやらは、一体あなたのどこに作用して不具合を発生させているのでしょうか?
なんてことを書くと
と思う方も多いでしょう。
でも実はそれ、「運」の答えをズバリ答えを言っているんです。
そうなんです。
「運」の正体というのは、「今はまだ知ない部分」です。
もう少し言葉を変えるなら、「認識できていない部分」と解釈してもいいですね。
例えば、何度も何度も面接に落ちると、「運が悪いなぁ…」なんて思うかもしれませんが、もしそんな状況を面接を指導している人が見た場合、
というアドバイスができるはずです。
何度も面接に落ちたから運が悪いのではなく、知っていたら回避していたことを知らなかったために好印象を与えることができず、面接に落ちたのかもしれません。
また、「ここに行きたい!」という気持ちが先走って、条件に合っていないことに気が付かなかったという場合だってあります。
でも、その時にはそこに目がいかなかったから、そんな解決方法を知らなかったから、うまくいかないという結果を招いただけなんです。
改善しようと思えば改善できることだけど、そこに気が付いていない。つまり認識できていない部分、今はまだ知らない部分。そこの領域のことを「運」と呼びます。
運が悪いのはあなたのせい?
運が何なのかが分かったところで、「運が悪い」というのは、あなたのせいなのでしょうか?
ここの区別を明確にしないと、自分のことを「運が悪い」と決めつけてしまい、効きもしないお守りやブレスレットが欲しくなってしまいます 笑
あ、これは30代前半だった当時の僕に言ってますので、あなたのことではないですよ。
こんなブログを書いてる僕ですが、高いブレスレット(3万くらい)を毎日身につけては、月夜の晩に月光浴させる日々を送ってました・・・笑
というわけで、運が悪いのは、運が悪くなったのは、あなたのせいなのでしょうか?
答えはNOです。
超スーパーウルトラデラックスNOです。(なんやそれw)
だって、運が悪いと思ってるあなたがこんな素敵なブログを見つけたじゃないですか!超ラッキーと思いません?
気をつけてたのに運悪くミートソースが飛んでしまったのではなく、お腹が空いた時にミートスパゲッティが美味しそうな顔してこっちを向いてたから、あなたは仕方なく食べたんです。
決してミートソースで服を汚したいなんて思ってなかったはずです。
不測の事故によって遅くなってしまったことも、あなたのせいではありません。
もし、遅れてはいけない会議にギリッギリで間に合うような電車を選んでいたのなら、20分前に着くように心がけたほうがいいとは思います。でも、30分前に着く予定が不測の大渋滞に巻き込まれてしまったりした場合は、到着前に事情を話しておけば分かってくれるのが大人の世界です。
あなたのせいではなく、事故を起こしたJR西日本のせいです。(しらんけど)
とにかく、それは「あなたのせいではない!」ということを声を大にして言いたいです。
「運が悪い」と思える出来事に見舞われるのは、あなたのせいではありません。
なぜなら「運」とは「今はまだ知らない部分」です。
知らないことを答えることはできますか?
知らない国の首都名を思いつくことはできますか?
「運が悪い」と思い悩んでいるということは、知らない国の首都名を答えられなくて悩んでいる状態と捉えると、理解しやすいかと思います。
運が悪い時の神頼みほど役に立たないものはない
「運が悪い」ということがあなたのせいではない、ということまで分かったところかと思います。
さて、あなたが今もし「運が悪い…」と思っているなら、このタイミングでご利益のあるブレスレットを買いたいですか?
面接に落ちないお守りをスーツの胸ポケットに忍ばせたいですか?
「運が悪い」と思える状況において、大至急取り組まないといけないことは、どこを(何を)知らないからこの状況が生まれているのか?ということです。
ただ、ここについて考える時にものすごくコツがいるので、もし
と、眉間にシワが寄ってしまうのなら、すぐに考えるのをやめてください。
まずは、眉間にシワを寄せずに考えることが大切です。
運が悪いと思える状況を本格的に突破することについては、僕の“改”運思考レッスンで取り扱っています。
大事なのは、運が悪いと思える状況は、自分のせいじゃない!と知っていただくことです。
まずはそこさえ掴めればOKです。
さて、運が悪い時にはついつい開運アイテムが気になってしまうところですが・・・
「運(今はまだ知らない部分)」を良くするためにやることは、ここまで来ればもう分かってきたかと思います。
もし面接に着ているスーツが、数年前に購入してちょっとヨレててサイズも合わなくなったスーツであれば、まずはパワーストーンよりもスーツを新調してみたらどうでしょうか。
他にも、髪、眉毛、メガネ、靴などなど、可能な限りで整えられる外見があるのなら、そこから改善してみるがいいと思います。
そしてその際には、ぜひお店の人に相談してみてください。
なぜなら「運」とは「今はまだ知ない部分」なんです。
そんな「運」を良くするために、いつものあなたのいつもの行動をまずは変えてみて欲しいと思います。
男運が上がる時期を調べたり、縁結びの神様にお願いしに行ったところで、「今はまだ知ない部分」が足を引っ張っているから運が悪いままなんです。