どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
かれこれ3年半前になりますが、「占い師の前田王子」としてこのブログがスタートしました。
早いもので、もう3年半も経ったんですね〜。
特になんの疑いも持っていなかった「占い師」という肩書。
それがまさかこんなことになるとは、3年前の自分に話しても信じてもらえるんだろうか 笑
違和感との戦い
このブログでもメルマガでも、割とちょくちょく占い批判というか、「占いに頼ってんじゃねー!」みたいなことを発信してました。
占い師と名乗ってはいるものの、「運は存在しない」とか言ってたり、占い占いした占い師ではないので、「占い師」って名乗ってはいるものの、「推命家」って変えてみたり、自分なりに試行錯誤しながら色々やってた感じでした。
で、3年半前に、占い師の前田王子としての看板を掲げてこのブログをスタートしたわけですが・・・
なんかもう、すごい恥ずかしい想いでいっぱいなんですけど、薄々感づいている人もいると思うんですけど・・・
という疑問を抱いていた人なんかもいるんじゃないでしょうか 笑
そうなんです。
僕は、このブログが始まってから、というか始まる前からもそうだったんですが・・・
別に占いが好きでもなんでもありません。
ただ、人の悩みを解決したり、アイデアを出したり、想いを形にすることが好きで、けど、それをどうやって仕事にしていいのか分からず・・・
当時一番手元に近かった「占い師」という肩書を使って、嫌だった職場を離れて、フリーランスとしてなんやかんや頑張ってました。
今となっては言い訳だけど、仕事をするのに肩書って大事じゃないですか。
だから「占い師」っていう名前を使っていたんだけど、正直全然しっくり来てなかったんです。
もちろん、占い自体は10年選手なので、講座を開くくらいの知識もあります。
でも、
って真顔で聞かれたりするたびに、キレそうな血管を必死で抑えながらやっていました。
正直、そんなこと言われても超スーパーウルトラデラックス知らんがな!!!じゃないですか。
だし、そういう角度の質問してくる人って、基本的に結婚するつもりもなくて、ただ実家から出たい(親の支配から逃げたい)とか仕事(の人間関係とか)から逃げたいってことが素直に言えないだけなんですよね。
で、そんなメンタルなのに結婚したら全て上手くいって幸せハッピーラブラブ奥さんになれるとか思ってて、マジ世も末って思うんです。
このブログを始めて半年〜一年くらいは、まぁなんとかそんな気持ちをごまかしながらやってましたが、だんだんとそれが抑えきれなくなって来てしまいます。
それは大粒の涙と共に
そう自分に言い聞かせて、別に興味もない占いのネタを一生懸命考えて、ブログに書いてみようと試みるんですが、いかんせん興味がないので書けません。
でも、もともと心理学や、人が何考えてるのか、という話は好きだったので、そう言った話でお茶を濁しながら、
と、コンプレックスは募るばかりでした。
そして2021年の6月8日、それは突然やって来ました。
ひどい夢を見て、ズーンとした気持ちで目が覚めると、突然涙が止まらなくなりました。
さらに嗚咽も止まらなくなって、自分が自分じゃないみたいな状態で枕にしがみ付いて泣いて、嗚咽が治るのを待ちました。
ひとしきり泣いて、もうこんな生活したくないなぁ・・・という心の声が聞こえて、また涙が出て来て。
ブログを始めた当時は、「好きなことで生きていく!」というYoutubeのキャッチコピーもまだ新鮮で、僕もそうなるんだ!と、意気揚々とブログに勤しんでいました。
だけど3年半経った今、モチベーションは空になり、ブログに向き合う時間は減り、鑑定依頼も減り、
「息子の非行が止まりません、助けてください」
「私はどうやったら有名になれますか?」
「テレビに出てるあの占い師のこと、どう思いますか?」
といった、キングオブ知らんがな!な無料相談ばかりが寄せられる毎日に、もう本当ストレスMAXになってました。
毎日全然面白くない。
無料相談のページにも書いてあるけど、あそこは「こんなことは相談できますか?」という質問を受け付ける場所なわけですが、無料で占ってもらおうとあの手この手を使ってくる人たちの巣窟と化していて、でもたまに来る本気の相談のために残しては置いたものの、
という問い合わせであふれていて、疲れてツッコむ元気もなくなってる毎日でした。
ホント、ここで晒してやろうか!って思うくらいひどい内容も結構多かったです。(後でも書くけど、それもこれも、僕が招いたタネだったんです・・・泣)
「困ってる人を助けたい!」
そんな素敵な仕事で生活ができるなら、それはきっと楽しい毎日になるぞ!
そう思って走った3年半後、もう全部が嫌になって、自分の意識が気付くよりも先に、体が限界を迎えて涙が止まりませんでした。
そうだ、全部辞めよう!
薄々、頭の片隅ではその違和感を察知しながらも、それでもなんとか頑張ったらイケるんじゃない!?
まだやってないこともあるんじゃない?
僕は「占い師の前田王子」でしょ?
好きなことで生きていくんでしょ?
そうやってネチネチと足を引っ張ってくる意識もあったけど、6月8日の号泣は、そんなのも全部流すほど強い心の叫びでした。
そう思った瞬間、また嗚咽と共に涙が溢れてきました。
そんなに仕事が嫌いだったっけ?そんなに無料で占ってもらおうとする問い合わせが嫌だった?占いの仕事に自信がない?
違う。自分に嘘をつき続けることに耐えられなかったから流れた涙だったんです。
僕は、自分でも気付かないうちに、「僕は占い師の前田王子だ!」ということを正当化して、本心をないがしろにし続けてしまっていたんです。
溢れる涙と、もう「占い師」と名乗らなくてもいい、という安堵感が、それを証明していました。
もう占い師って名乗らなくてもいい。
改めて、占い師なのに占いが嫌いで(というか全然信じてない)、いわゆる「占い」なんかに頼らなくても、人はもっと強く生きていけるという確信を持っている僕にとって、「占い師」という肩書は邪魔でしかなかったことが、ようやく理解できました。
あ、でもちょっとまって!
今までのブログ、どうしよう・・・?
これからは、どうやって生きていこう・・・?
全部辞める!って言ったものの、もちろんその先はノープラン。
安堵したのも束の間、やばいやばい!という不安が押し寄せてきました。
そう思って、このブログの原点に立ち返ってみるのでした。
中編へつづく!
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