どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
こちらは<中編>です。
<前編>をまだ読んでない方は、↓からどうぞ!
<前編のあらすじ>
実は「占い師」という肩書にバチクソ違和感を感じていた前田王子。
嗚咽と共に全てと止める決意をするけど、決意したらしたで、「これからどうしよう・・・」という不安に直面。
そう、そんな時は原点に戻って、犯人を探すのがセオリー!
王子の運命やいかに!!
というわけで、僕がなんで占い師という肩書でブログをスタートしたかという話なんだけど・・・
これが、ホントびっくりするくらいに理由がないんですよね 笑
ただ、ずっと「雇われている」という状態に違和感を感じていて、いつかは独立したいって思ってはいました。
だけど、どうやって独立したらいいかも分からないし、持ち前の自信の無さから、自分に何かができるとも思っていなくて。
しかも、占い自体は10年前くらいからやってはいるものの、元々は占い師になるつもりでもなんでもなくて、趣味として続けてはいきたいなーくらいのものでした。
豚もおだてりゃ木に上る
2015年の9月に、僕は今のマンションに引っ越してきました。
実家から出たかったのと、占い(四柱推命)の勉強がしたくて、名古屋でやってる講座に通うためです。
で、ネットで調べて、なんとなく一番信用できそうなホームページ(だけどなんか古い作り)から応募しました。
講座が始まった当日、他の生徒さんがトイレに行って、教室に僕と先生だけになったとき、先生にこう言われました。
「前田さん、前田さんの命式はちょっと特殊で、めちゃくちゃ占い師に向いています。僕が必ず育てあげるから、信じてついてきて欲しいです。」
先生と言えど、初対面の大人にそんなこと言われて、しかも元々そのつもりだったから、
と、
この先生の元で、僕は占い師になるんだ!と思うのでした。
これ、今思い返せば、もうホント先生ごめんなさい!!って感じなんだけど・・・
まさに、ここで躓いてしまっていたんです。
占い師になりたい!占いの知識をもっと得たい!
その思いに嘘はないのですが、承認欲求の強い僕は、先生のその言葉に気を良くしてしまい、先生に認められるために占いを頑張ることになります。
例えるならそれは、ホストに貢ぐ女性の心理に似てますね 笑
どうすればもっと認めてもらえるんだろうか?
そこばかりを考えて、結果として占いの腕は上がったんですが、型にハマらないのが取り柄の前田王子くんは、先生の型にハマりにいくことになります。
占い師デビュー!2016年、夏
それはまだ、どーやって占い師なんてものをやればいいのかすら分からなかった頃。
「占い師のイベントがある」
ということをFacebookで知ったので、早速参加してみた。(しかも横浜)
この時も、本当は秋に名古屋で開催予定のイベントに参加しようと思ってたんだけど、主宰の人に「横浜でもあるから、出てみない?」と言われ、ノーと言えなかった僕は、
と、本当は行きたくなかったけど、ただ断るのが怖かっただけなんだけど、行くことを正当化して夜行バスで行った初めてのイベント。
昔から立場が上の人の喜びそうなムーブが得意だったので、甲斐甲斐しさを出しまくって気に入ってもらおうと頑張ってたあの頃 笑
今思うと本当ダサくて泣ける😢
結局そのイベントの主催者の人にコキ使われることになって、「自分は占い師だ、占い師として頑張らないといけない!」という洗脳を色濃くしていくことになるんだけど・・・
これも今思えば、本当にキツかった。
自信もないし心からやりたいと思ってることでもないのに、アノ人のために・・・!って貢ぐお金稼ぐために風俗やってる女の子の気持ちがちょっとだけ分かる気がした。
その後も、誘われるがままにイベントに出展して、本当は行きたくない・・・ってことは言えずに、「言ったら何か得るものがある」そう信じて自分にウソをつき続けてました。
まぁ・・・会場設営、撤収、などなど、イベントにまつわるエトセトラに関しては詳しくなったけど、だからといってお客さんがわんさか取れるわけでもなく、自分がやってることに自信が持てるようになるわけでもなく。
これも今思えばだけど、自分にウソをついてる状態っていうのは、百害あって一利なし。
辞める勇気ってのも必要だなー!って思います。
ブログ開設!念願のフリーランス占い師!
イベントって一回出るのに結構お金かかってて、しかもイベントに出ても回収できるものじゃないからどんどん赤字になっていって。
それで、このままじゃ無理だ!ってなって、いったん就職することに。
それが前職であるスマホショップの店員(後に店長)なんだけど、まー本当に雇われるってことが苦手で苦手で・・・笑
しかも格安系のお店だったから、安くて壊れやすい機種をノルマに届くように売らないといけなくて、それがすごい罪悪感で、もう早く辞めたかった。
お店にいる時は、結構暇な時間も多かったから、ひたすらフリーランスになるためのブログを読み漁ってました。
「仕事 辞める」
「独立 稼ぎ方」
「ブログ 独立」
みたいなキーワードで、来る日も来る日も検索してた。(お店のタブレット端末で 笑)
いやー、懐かしい!笑
で、もーとにかくそこにいるのが嫌だったし、どんどんノルマもキツくなっていくから、想定よりも半年早かったけど辞めて、念願のフリーランス占い師になった。
けどまだ「自称フリーランス占い師」で、ブログもなきゃお客さんもいない状態だった。
でも、「自由になれた気がする!」っていう感覚だけが嬉しかったな〜。
あ、でもまだ週4の早朝のコメダのバイトはやってたっけ。
それでも、自由を勝ち取った気がして、「占い師として頑張るぞー!」って思ってた。
相変わらず、「占ってください」って言われるのも嫌だったし、占い師として売れることにも抵抗あったけど。
突然の別れ
ブログのアクセスも順調に伸び出して、それに伴って東京や大阪に出張鑑定とか行くようになって、活動範囲も増えてきた頃。
という声が増えてきた。
お客さんからそう言われたらさ、そりゃ嬉しいから
と、試行錯誤を重ねて生まれたのが「前田王子の邪道な四柱推命講座」。
難解な四柱推命を分かりやすく、実践的に解説した超力作です。
これを引っ提げて、東京、大阪、福岡、名古屋と各地で講座をやってたわけなんだけど・・・
ある日、
「ウチの名前使って、勝手に講座とかやらないで」
と先生からの突然の電話。
当時僕は、ある団体(後にになる協会)に所属していたので、ブログにもその団体の名前を書いていました。
僕の認識も甘かったわけだけど、協会としては、受講生が師範→講師となっていく予定だったので、ウチの名前を冠してやるなら、講師をやるならウチの資格を取ってから、ウチの流儀(テキスト)でやってくれとのことだった。
型にハマらないことが取り柄の王子、ここで型にハマらないことが仇となります。
まさかそんなこと言われるなんて!
しかも、先生、あなたに認められたくて頑張ってきてたのに!(今思えば、「いや、それは知らんがな」ですけど 笑)
講座だって、産みの苦しみを経て作った力作だし、取り下げたくはなかった。
それに、こう言ってはなんだけど、ちょうどその協会の人たちの意識の低さに、僕の心は離れつつあったときでもあった。
「ウチから出ていくか、講座を辞めるかどっちかにしてほしい」
とのことだったので、3日くらい悩みに悩んだ末、協会を抜けることにした。
そして脱退したその日の夜。
失意と呆然の中、とにかく誰かに話を聞いてほしくて、だけど知ってる人には話す気になれずに、初めて自分のお金で、しかも一人でキャバクラに行くのでした 笑
懐かしいなぁ・・・2019年、夏の出来事でした。
指針を失った再出発
協会を離れることになり、占いを習うアテがなくなってしまい、当時は
と、かなり悩んでいました。
だけど、当時はもう普通にフリーランスの占い師として食べていけるようにもなっていて、今思えば、別にそんなにビビることもなかったんだけど・・・
当時の僕の頭の中では、
と息巻くヤツみたいな感じで、俺の後ろにはスゲー先生がついてっから!という、「依存心」という名の安心を抱いていました。
だから、その安心を取られちゃった気がして、それはそれは不安でした。
でも、日はまた登って繰り返すし、それでも明日は待ってくれないし、鑑定依頼も来るわけで、心の奥に芽生えた「不安」を必死に無視して毎日を過ごしていました。
きっと・・・どうなるんでしょうか?
今、冷静な視点で見てみると、
ということが分かるんですが、当時、当事者だった僕は、忘れるために頑張ってしまっていました。
忘れるために頑張ったところで絶対に忘れられるわけもなく、それどころか心の奥に芽生えた「不安」が、僕の深層心理にしっかりと根を張っていくとも知らずに。
つづく!
完結編はコチラ!
[…] […]