どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
カウンセリングやコーチングをしていると、封印された心を持つ人をよく見ます。
封印された心。
聴き慣れない言葉ですよね。
基本的に、自分のことは自分が一番よく分かっていないわけですが、分かってない上に、封印まで施されてしまっているケースが少なくありません。
最近では、「自己肯定感」とかそんなポップな言葉で表現されていますが、自己肯定感が低いという状態は、即ち心が封印されている状態と言い換えることができます。
自己肯定感を上げる
なんて気安く言われる世の中ですが、基本的に自己肯定感を上げることはできません。
自己肯定感という概念は、高い低いの尺度を持っていません。
自己を肯定できる自分を認識しているか、していないかというものなので、二者択一です。目盛りがあって、上がるとか下がるとかの話ではないです。
自己肯定感が下がっている状態というのは、すなわち自己否定をしている状態で、自己否定をしている自分が認識できていないから、肯定しようにも肯定のしようがない、ということになります。
そして自己否定というのは、ちょっと極端な例えですが・・・
“テストの答案が返ってきて20点と書いてあったとします。でも、採点ミスがビックリするほど多数あって、本当は70点でした。さらに、点数を書いた人としては、50点と書こうと思ったところを間違えて20点と書いてしまった。(どんな間違いやねん)
そして、その答案用紙に書かれた点数を見て、
と悲しみに暮れるような感じ”
です。
そしてその答案用紙を見直して、
と思えた時に芽生えるものが自己肯定感です。
大間違いだらけで返ってきた20点と書かれた答案用紙を見て、「自分は20点なんだ・・・」と、その間違ったものを信じてしまった時に、心は封印されます。
こんな感じに厳重に!
こうして、本来の自分にとって大切だったものを、他人の間違った評価によって封印する羽目になり、封印したことも忘れて大人になった時に、
と言われるので、心の封印はより強固になってしまいます。
優しい言葉は時として凶器になります。
傷ついた心や封印された心がある、ということを先に知っておかないと、開かない足を無理に開脚させて股関節を痛めるようなことになりかねません。
あとは、「自己肯定感を上げましょう♪」みたいなことを書いた方が、本にしてもネット記事にしても売れるんですよね・・・^^;
そのあたりの、書き手の事情もあったりするので、ホント情報の取捨選択が大事になります。
封印された心があるかどうかをちょっと探してみると、意外な道がひらけたりしますよ^^