どーも。
”改”運トレーナーの前田王子です。
「引越しすると運気が下がる」
なんてことを言う占い師って結構多いんですが、占い師にそんなこと言われたら、せっかく引越しするぞー!って気分上げてたのに、なんか残念な感じになっちゃいますよね。
今回は、引っ越しすることで運気が下がるのかどうかについて解説してきます。
「引越し」で運気は下がるのか
占い師でもまだこんなことを信じてる人がいることにビックリですが・・・
引っ越したところで運気は下がりません。
下がるどころか、上がることしかないということを知っておいてください。
では、なぜ引っ越しをすると運気が下がるなんて言われているのでしょうか?
このメカニズムをまず知ることが大事です。
例えばですが、淡水魚が海水に入れられたら、そもそも生きていけません。
環境の変化が想定以上に過激な場合、適応できずにしんどい思いをします。
また転勤などの引越しの場合は、望んで住みたいと思った場所ではないところに住むわけで、住み慣れた場所への未練から、新しい場所の不便なところにばかり目が行ってしまうこともあります。
さらに、再度転勤があるかもしれないとなれば、不便だと思っているその場所に愛着を湧かせることも難しいです。
そんな気持ちを抱えながら生活していたら、気分良く暮らしていく方が難しいのは明白です。
気分も上がらないところに、仕事でちょっとしたミスをしてしまい不満を抱え、そんな時に、家族旅行の行き先で意見が分かれたりといった些細なすれ違いが起こったら・・・
と思ってしまっても仕方がないです。
そしてそんな時に占い師から、
なんて言われた日には、もう気分も最悪。人生真っ暗闇モードに突入です。
でもこれ、「引越し」がその人の「運気」を下げたのでしょうか?
責任の矛先は「運」に向く
嫌なことって、一度起こると連続したりしませんか?
例えば仲良くデートをした帰り道、相手を無事に送り届けて気分良く家に帰っている時に、たまたま一時停止を無視してしまい、後ろから急にパトカーが出てきて切符を切られる・・・
せっかくいい気分で帰ってたのに台無しだよ・・・なんて思って家に着いたら、明日の朝食のパンを買い忘れていたことに気付く・・・
トボトボとコンビニに行くと、いつものパンがまさかの売り切れ。
明日も仕事なのに、こんなことで時間使いたくないのに・・・
数時間前まで気分良くデートをしていたのに、今となってはもう最悪の気分です。
これって、運気のせいでしょうか?
違いますよね。
浮かれてて交通ルールを無視しちゃったからですよね。
浮かれてたとしても、交通ルールを守っていれば問題なかったんです。
つまり、気分によって疎かになった部分があったこと(隙があったこと)が引き金なんです。
そして、先ほどの例の男性の翌日、仕事が始まるやいなや先方さんからクレームの電話が入ったりしたら、もう運気が悪いと決めつけたくなってしまうのは、人の性(さが)だと思います。
だけど、よーく観察してみると、一時停止に気付けなくなるほど浮かれてたことが引き金なだけで、いつもはそんなところでヘタを打つことはないハズなんです。
つまり、いつもと違う状態だったから、いつも気をつけていられることが疎かになってしまった。というだけの話なんです。
そして、「いつもはそんなことしない」と思っているからこそ、その結果に納得がいかず、自分の非を認めることができず、
と結論づけてしまいます。
これが、「運気が下がる」という現象のメカニズムです。
いつも通りの行動、冷静な対応ができていれば起こらなかった凡ミスが、いつも通りじゃない状態だったから起こってしまっただけです。
「家に帰るまでが運動会」
と、学校で言われていたように、家に帰る前に気を抜いてしまったことが、一連の事件のきっかけに過ぎません。
そして、「悪いことは連続して起こる」というのも、よーく観察すると、切符を切られたこととパンが売り切れていたことと、先方からクレームの電話が入ったことは、全て無関係です。
X(旧Twitter)のタイムラインに好きでもない人の投稿が連続して表示されたからといって、今日は運が悪い・・・と思わないように、悪いことが連続して起こったからといって、運が悪いわけではありません。
このように、「運」というのは、自分の失態に責任を持ちたくない時に、責任をなすりつけるのにちょうどいい存在なんです。
そもそも「引越し」とは
なんて言われたとしても、先ほどの例を読んだ後なら、それほど怖さは無くなったと思います。
運気が下がらないことが分かったところで、ここからは
そもそも引っ越しとは何か?
なぜ引越すのか?
についてです。
引越しをする理由って、
- 子供が産まれて手狭になった
- 結婚して同居することになった
- 離婚して別居することになった
- 転勤・転職による引越し
- 家庭の事情(※)
- 一人暮らしがしたい
- 家賃が高いから安くしたい
- 海沿いに住みたい
などなど、色々ありますが・・・
※マークが付いてるところに関しては、今回のテーマとは別の話になるので今回は割愛します。
これらの引越しをする理由って、よくよく考えると、未来のための活動じゃないですか?
さらに言うと、未来のためのポジティブな活動です。
離婚して別居するのはポジティブなのか?と思うかもしれませんが、幸せになるために結婚したはずだったけど、それが上手くいかないことが分かったから、離婚して仕切り直す。そのための引越しなので、お互いの未来のための活動です。
転勤は、望んでいないのに転勤させられるからポジティブなのか?と思うかもしれませんが、望んでいない転勤であれば、転職することもできるし、転勤先で一旗あげることだってできます。嫌がらせのために転勤を言い渡す会社は、基本的にありません。
その人に期待しているから転勤になるわけで、決してネガティブな行為ではありません。
家賃が高いから・・・というのも、家賃を削って貯金をしたり、家賃を削ることでシフトを減らすなど、未来の自分をいたわる活動と言えます。
さらに、すべての項目に言えますが、今回の引越しは、新天地に骨を埋めるための引越しではないということです。
つまり、今回の引っ越しが人生最後の片道切符・・・ではなくて、さらに次の幸せな引越しのためのステップである、と考えることができます。
引越しって、そもそもそんな活動のはずなんですが、なんでそれによって運気が下がるんだろう・・・?と不思議でなりません。
どう考えても、未来の自分のためのポジティブな活動ですよね。
引越しというのは、未来の自分がさらに幸せになるための自己投資です。
なので、会社のお金で引越しができるなんて、本来めちゃくちゃお得なんです。
運気が上がる「引越し先」とは?
「引越し」というものがどういうものかが分かったところで、運気が上がる引越し先についてです。
そりゃ家賃が100万もするような一等地のタワマン高層階にでも住めたら、それが1番の開運方法ですけどね 笑
人生そんなことを夢見ることだってできるわけですが、それは置いといて。
この記事を読んでいるということは、少なからず引越しが身近に迫っているんだと思いますが、あなたはどこに引越しをするんですか?
引越す先は地獄👹ですか?笑
そんなことはないですよね。
理由はどうあれ、少なくとも引越し先のアテが大体決まっているかと思います。
大体、どのあたりに住むという候補が数カ所決まっていると思いますが・・・
その近辺に何があるか、調べたことはありますか?
近くにスーパーと学校があって、駅もそこそこ近いから通勤や通学には困らない・・・
いやいや、そういう意味ではありません。
その近所に、例えばお洒落なカフェだったり、美味しそうな居酒屋だったり、知る人ぞ知るご利益のある神社だったり、今住んでるとこより田舎だけど東京に近い!とか、そういうテンションの上がる何かがどれだけありますか?という話です。
特に、転勤などの望んでいない引越し(引越しに対しての最初のテンションが低いもの)であればあるほど、引越し先の土地の情報を調べようとは思えません。
ですが、思い出してほしいのは、デートの帰りに違反の切符を切られたあの人のように、通常の状態じゃない状態で物事を考えている時、人は冷静な視点を持てません。
転勤嫌だなぁ・・・
今の職場のままがいいなぁ・・・
荷造り面倒だなぁ・・・
知らない土地不安だなぁ・・・
新しい職場、上手くやっていけるかなぁ・・・
こんな状態で新天地付近のGoogleマップを見てたら、多分墓地とか火葬場が目に入って来ます 笑
そしてそれを、「運が悪い・・・」って思い込んでしまいます。
そうではなくて、引越し先付近の行ってみたい場所を探してみるんです。
今は便利な時代なので、ネットだけでなく情報誌も充実しています。
メルカリなどでその土地の情報誌や食べ歩きマップ的な雑誌を買うこともできます。
さらに、3年しか住まないなど、一時的にしか住まないことが分かっている引越しであれば、家賃の安いところを選ぶことで、生活に余裕が持てるどころか貯金もできます。
つまり、運気が上がる引越し先というのは、「引越し先」があなたの運気を上げてくれるのではなく、「引越し先」付近の情報を多く持つことで楽しみが増えるということなんです。
占い師に「方角的に運気がいいから」と言われて、山のてっぺんに住んでも、ただただ手間が増えるだけです。
だったら駅やイオンが近くて家賃も妥協ラインの物件に住んだ方が絶対に快適です。
もし、不動産的に運気の上がる物件があるとしたら、それは付近に「楽しい!」がたくさんあって、その「楽しい!」を楽しめる人が沢山いるからなんだと思います。
例えば、名古屋にある「今池」という場所は、ライブハウスが沢山あって、飲み屋などの飲食店も多く、近くに専門学校もあったり交通の便も良かったりして、そういうサブカル好きな人にとっては心底楽しいと思える場所だったりします。
ですが、家賃もそれなりに高いので、広々とした部屋に住むことを望むというよりは、田舎ほど広い部屋ではないけれど、環境がいいから住み心地がいいと思える場所なんだと思います。
お酒を飲んで人と喋るのが大好きな人が、方角がいいからといって仙人みたいな暮らしを選んだら、それってとても本末転倒ですよね。
物件選びは慎重に!?
さて、ここまで読んでいただいて、運気の上がる「物件」がないということにガッカリした方もいるかもしれませんが・・・
裏を返せば、どんな物件でもあなたは幸せに暮らすことができる!ということなんです。
「運気」という謎に包まれた概念をこねくり回すより、「楽しい!」と思えることを探すことが”改”運の近道です。
というわけで、最後に一応物件選びについて触れておきます。
物件を選ぶときに大事なのは、こんな物件を選びましょう!という一等賞を狙うのではなく、こんな物件は避けましょうという、消去法で選んでいく思考です。
風水的な「良くない物件」というのは、確かに存在します。
ですが、それこそ一等地の物件でもない限り、いい条件を満たしている物件というのはなかなかありません。
そして、風水的な価値観以上に、あなた本人がその物件(とその周辺環境)に納得しているかどうかが肝心です。
風水的な影響力というのは、(現代においては)気にならなければ気になりません。
もし風水的な価値観がそれほど猛威を振るうのならば、貧しい国の過酷な環境で過ごす少年たちの目はもっと曇るはずです。
そうなっていないということは、
風水 < メンタル
ということになります。
なので、物件選びにおいてはメンタルを害さない(むしろテンションが上がる)物件を選ぶのが良く、条件はいいけど・・・なんか微妙・・・と思う物件は、やはりあなたにとって微妙な物件だということです。
この価値観は、僕がやっている”改”運思考レッスンの中で取り扱う項目にもなりますが、いわゆる「直感を大事にする」というものです。
あなたの「直感「や「閃き」が、キュピーン!!となった物件がいい物件で、頭で考えて、あそこはいいけどここがなぁ・・・と思う物件は、一応候補に入れておいて、どんどん次にいきましょう。
また、営業マンにゴリ押しされて
となった場合は、大至急モチベーションの上がる周辺情報を調べてください。
住み始めてから何かあったときに、
となっても後の祭りです。
なのでぜひ、直感を信じてください。
そして、直感は、左脳的(常識的)に考えると「やっぱり微妙なんじゃない?」と思えることが多いのもポイントです。
未知の可能性は、常識的に考えれば納得しにくいものだったりします。
それゆえに直感というものは、常識(というフィルター)によってその可能性を閉ざされてしまうことが多いんです。
つまり、あなたの未来の可能性を、常識というフィルターでわざわざ潰してしまいかねないので、そうならないためにも、慎重に直感を取り扱うことがいい物件に出会うコツになります。
また、直感的にはいいと思ったけど、色々見て回った結果ワケがわからなくなってしまった、という状態に陥った場合は、あなたの直感をサポートするのでご相談ください。
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