どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
毎日って当たり前に過ぎていきますが、ついつい当たり前になりすぎちゃうと、ボーーーッとして生きちゃってることって多いです。
まぁだからといって、全集中して毎日を過ごせ!っていうのも違うわけで。
今回は、ボーーーッと生きつつも毎日着実に成長できるポイントを記事にしていきたいと思います。
「理解」と「解釈」
この二つについて、どのようなイメージがあるでしょうか?
まず「理解」について。
理解というのは、すなわち理屈をもって解き明かす(筋道を立てて悟ること)こと。
例えば、お味噌汁を作る時に、先に出汁を引かないと味噌を入れてもお味噌汁にならない、ということを知っていれば、出汁を忘れるということはありません。
他にも、駅まで徒歩で10分かかるなら、電車が出発する時間の5分前に家を出ていては間に合わないので、少なくとも間に合うように行動したり、間に合わないようであれば次の電車を使います。
こんな感じで「理解」ができていれば、失敗したり間違えることがありません。
つまり、「理解」していることというのは、間違えようがない、ということになります。
次に「解釈」について。
「解釈」というのは、自分の知見・経験をもとに判断する、という意味です。
なので、「解釈のズレ」という表現があるように、自分の知見・経験がベースとなっているので、自分の知見の外にあることは、うまく解釈をすることができません。
理解と解釈が混在すると・・・
「理解」と「解釈」の意味が分かったところで大事なのは、「理解」と「解釈」をうまく捉えることができているか、ということ。
多いのは、理解しないといけないところを解釈してしまっている、という状況。
そして、本人はそれを「理解」だと思っているパターンです。
「理解」というのは、理屈をもって解き明かすとあるように、客観性や事実ベースであるということが必須となります。
つまり、キチンと裏が取れていること、仕組みがわかっていることをもって「理解」となります。
この部分の「理解」というものを「解釈」で置き換えてしまうと、それはただの「自分の思い込み」ということになります。
そしてこの現象は、下手に上手くいってしまうと、「理解」と「解釈」の棲み分けができなくなってしまいます。
そうなると、理解しようとする感性(理屈や筋道を立てて推理すること・裏を取ろうと調べること)をせずに、自分の頭の中にある点と点を線にしようとしてしまいます。(たとえそれが間違っていたとしても)
極端な例を出すと、アルゼンチンの首都の名前が知りたいなら、検索すればすぐに分かるのですが、あれこれと自分の頭の中で考えて知らないはずの首都名を捻り出そうとするような感じ。
理解をするためのヒントは、自分の頭の中には存在していません。
自分の頭の外にある事実を知って、理解に繋げていくんです。
解釈グセがついてしまうと、反射的に自分の頭の中にある(答えとは程遠い)点と点を繋げて解釈しようとしますが、そもそもそれが間違いの元なわけです。
理解が増えるから解釈ができる
学校教育でも、まずは文字や数字の読み書きからスタートします。
読み書きという基本ができるようになるから、応用問題を解くことができるようになります。
九九を知らずして数学を学ぶことができないように、まずは理解している部分の多さ・広さがあった上で、その中で解釈することができるようになります。
図解するとこんな感じで、理解と解釈は入れ子構造になっています。
理解の幅を増やせば、解釈できる範囲も広がっていきます。
[…] 運が良くなる理解のしかた、解釈のしかた【その1】 […]