どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
「引越し」
これは人生の中でもターニングポイントになり得る、とても大きな変化です。
そんな大きな変化において、
- 人生台無しにしたくない!
- きっと上手くいく方位があるはずだ!
- きっと引越しにはいい時期があるはずだ!
そう思っているそこのアナタ。
引越しについて、もっと楽に考えてみましょう。
そう考えたくなるのももちろん分かります。ホント分かりすぎるくらいに分かるんですが、それって「引越し」についての価値観がズレてると思うんですよね!
そもそもなんで「引越し」なんてするの?
これって模様替えにも似たようなことが言えますが、そもそもなんで家具の配置を変えたり、引越しをしたりするんでしょうか?
- 転職に伴って
- 進学に伴って
- 結婚したから
- 離婚したから
- ペットが飼いたいから
などなど、色んな理由があると思います。
でも、それってホントの理由でしょうか?
そもそも、人はなぜ移動をするのか。
それは、今の状態がしっくり来てないからと見ることができます。
しっくり来てないから動くわけです。
しっくり来てないというのは、頭で理解できる部分じゃなくて、もっとこう、アレですよ。
なんて言うか、本能的な部分の話です。

しっくり来てないから移動するって聞くといまいちピンとこないかもしれないけど、「寝返り」を思い浮かべてみると分かるかと思います。
寝返りって、実は体がしっくりくるようにチューニングする所作なんです。
ただ闇雲に体が動いてるわけじゃないんです。
意識的なコントロール無しに、頑張って動いた結果が寝返りな訳で、自由に動かせないながらに体の不摂生を無意識がフォローしているわけです。
そこは文句ではなく、感謝しておきましょう。
で、しっくり来てないから色々と動かして、しっくり来るように試行錯誤するわけです。
模様替えも含めて、引越しというのはその一環なんだと思います。
引越しはヤドカリの「宿」みたいなもの
引越しが体がしっくりくるための活動だとすると、引越し先というのはヤドカリの「宿」みたいな感じと言えます。
ヤドカリは、体の成長に合わせて宿を変えていく生き物です。
人間は体のサイズはそこまで大きくなりませんが、魂の大きさや価値観の広さなど、目に見えない部分の大きさを持っています。
そしてこの、目に見えない部分の大きさや形に合った家を探す、と言うのが、引越しの相談を受ける時の占い師が担う仕事だと思います。

運がいいとか悪いとかって表現で表されますが、見えない部分の大きさや形に合っているかどうかという表現に言い換えてみると、引越し先の選び方が分かりやすいかと思います。
引越し先がしっくりこないというのは、目に見えない部分は「こうなりたい」と思っていても、選んだ場所がそれにそぐわなかった場合に起こります。
ヤドカリとしても、「これはいい宿だ!」と思って奪った宿が、入ってみたら全然しっくり来ないこともあります。
ヤドカリの場合なら、宿を奪ってもしっくりこなかったらすぐに取り替えます。
ですが人間の場合は、家賃や契約事情や色々があるので簡単に変えにくくはありますが、考え方としてはヤドカリの宿のようなイメージでOKです。
なので、引越し先について一生懸命に「当たり」を見つける必要は無い、ということになります。
しっくりこなかったら変えればいいわけで、それは仕方のないことなんです。
占いでそこまでのピンポイントな座標が割り出せるわけでもないし、占うとしても、お客さんが持ってきた候補の中から比較的いいものを選ぶということに過ぎず、絶対的な「当たり」を教えているわけでもないです。
鑑定の時によく言ってますが、占いは判断基準ではなく、あくまで判断材料です。
鵜呑みにするのではなく、占い師の意見は占い師の意見として、参考として聞いていただければと思います。
いい引越し先と悪い引越し先
占いでは、一般的に九星気学という占術を使って、吉報位などを出します。
なので、「引っ越す時には方位が大事!」という考え方になりがちですが、実際のところ、方位の影響ってそんな大きくないです。
例えば東京に住んでいて、南西が凶方位だとして。
南西の方角には伊勢神宮なんかもあるわけで、ご利益満載です。
方位は近場だったら大して影響がないとか、遠距離の方が方位の力が得られるとか諸説色々ありますが、なんというか、それって本質を見失ってませんか?って話です。
方位を見るという指標はあるかとは思いますが、「方位が合ってるから正解!」という考え方は危険です。
方位を見てもらう時は、「1本3,500円もするオリーブオイルだから、スーパーの安いオリーブオイルよりもきっと美味しいだろう。」くらいのイメージで捉えるくらいの軽さが重要です。
自分でこだわりなく選ぶオリーブオイルよりも、プロに選んでもらった安心感。
そんな感じです。
方位が良いから絶対的に幸せになれる?そんなことはありません。
高いオリーブオイルを使ったところで、料理が劇的に美味しくなることはないのと同じですね。
それが世の常というものです。
では、良い引越し先はどんな引越し先かと言うと・・・
正直、住んでみないと分からんです。
そんな声も聞こえてきそうですが、実際そうなんですよ。
そもそも分かるはずもないところに、占いである程度のアタリをつけたくらいのモノです
期待のしすぎは、決まって上手くいきません。
これは占い以前に、人間心理がそういうものなので。
先ほども書いたように、引越しはヤドカリが宿を変えるようなものです。
そして、なぜヤドカリが宿を変えるかと言うと、体が大きくなったからです。
つまり、成長したからです。
人間も、30歳過ぎたら老いていくなんて言われたりしますが、それは肉体の話です。
心や思考は日々成長しています。
年を取ると言うのは、心の成長です。
成長しているから昔と今とで違いが出てくるんです。
つまり、
心の成長に伴って住居も変わっていくヤドカリ。それが人間なんです。
だからと言って、早く引っ越せるところが良い引越し先というわけでもなくて、良い引越し先というのは、これまでの話を踏まえて、「自分なりに納得できるかどうか」に依存しています。
しっくり来なかったら早めの引越しになるだけだし、急成長したとしても早めの引越しになるわけです。
長く住めるところが最強なわけでもなく、重きを置くべきは、あなたが成長できるかどうかです。
方位の良し悪しや、近くに鉄塔があるとか北に川があるとか、そういう問題じゃないんです。
身も蓋もない話ですが、家賃100万くらいの豪華アイランドキッチン付きのタワマン高層階にでも住めたら、そりゃきっともれなく気分もいいですからね。
でもそうならないのは、デカすぎる「宿」じゃヤドカリも困っちゃうからです。
身の丈に合わせて、フレキシブルに宿を変えるという発想が、良い引越し先と言えます。
となると、悪い引越し先というのは、
って発想に固執することだと言えます。
あくまで、ヤドカリ的発想が大事ってことですね。
なので、占い師から言える引越しのアドバイスとしては、
といった感じです。
引越ししよう!と思ったあなたの判断に、より自信を持ってもらうのが占い師の仕事です。
