どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
ホラー映画なんかではよく出てくる「呪い」という言葉ですが、実は、この「呪い」というのは、僕たちのごく身近でも存在しているというのをご存知でしょうか?
「呪い」というのは、呪術で相手をどうこうするとか、お札を貼ったり藁人形を使ったりするようなイメージがあるかもしれませんが、その実態は、言葉による「洗脳」だったりします。
呪いの効果とは?
「呪い」というのは、念力なんかで相手を病気にさせたり、おかしな行動を取らせたりするというものです。
心の仕組みから、病気になる原因やおかしな行動を取る原因を見ていくと、その原因は第三者の強い影響であることが多いです。
多いというか、ほぼ全部それです。
よくあるのは、親に
と言われて育った人。
そんな人は、もれなく自己肯定感の低い人になります。
だって、小さい頃からずっと「あなたはダメだ」と、最愛の人から言われ続けて育つわけです。そんな環境で育ってたら、自分に自信なんか持てるわけないですよね。
他にも、自分の容姿にコンプレックスを持っている人も、なぜコンプレックスを抱くに至ったのかを考えると、学生時代に好きな人に顔のパーツについて悪口を言われたり、気にしている部分に対してブサイクと言われたりした経験がきっかけとなっています。
特に、好きな異性に自分が気にしている部分について悪く言われたら、藁人形に五寸釘打ち込まれた以上のダメージを負いますよね。
つまり「呪い」というのは、現代語で言うならば「心の傷」であり、もう少し言葉を足すなら、「能動的につけられた心の傷」と言えます。
呪いのかけ方、かかり方
「呪いのかけ方」なんて言ってますが、「呪い」というか、「能動的に相手の心に傷をつける行為」というのは、もちろんそれを行った自分にもダメージが来ます。
むしろ呪いをかけられた相手よりも、かけた人の方に遅効性の呪いがかかります。
呪いをかけたいと思う気持ちは分からなくもないですが、そんなことする前に、呪いをかけることなく、むしろ好きな人を幸せにする方法をお伝えしてますので、ご相談いただければと思います。
呪いのかけ方
これを踏まえた上で。
呪いのかけ方というのは非常に簡単で、同じ言葉を繰り返し相手に言い続けること。これに尽きます。
まぁ、書くのは簡単だけど、実際やるのは非常に難しいですけど 笑
呪いが成功した例を見たいと思った時は、自分の過去を振り返ってみて、母親か父親のどちらかに、どんな言葉をたくさんかけてもらったのかを思い出すといいです。その通りの人生になっているというか、その言葉に準じた人生を歩んでいると思います。
そして、その人生が満足のいくものであれば、それは呪いではなくただの承認だったということで、その人生が不満だらけだということであれば、あなたはもれなく呪いにかかっている、と言えます。
そしてその不満から、パートナーや会社の後輩、子供に同じように呪いの言葉をかけているかもしれません。
呪いのかかり方
「呪いのかかり方」なんて、聞いたことない言葉ですよね 笑
それもそのはず。「呪い」というのは、かかった方はかかった自覚がありません。呪いにかかった自覚がないから、病気になったり変な行動を取ったりするわけです。
ちょっと極端な例ですが、ホストに貢いで破滅する女の子が分かりやすいと思います。
最初は清楚で、ちょっと自信なさげだけど健気で頑張り屋な子だったのに、だんだんスレた感じになっていって、栄養取れてるの?って感じで細くなっていってしまう、そんな感じの人ですね。
ウソの愛をささやかれて、それを鵜呑みにしてしまって、健気にホストの餌食になってしまうわけですが、本人としては、ホストに振り向いて欲しくて健気に頑張っていただけです。ただ、金の切れ目が縁の切れ目、ハッと気付いた時にはお金もなくなって体もボロボロ・・・なんてことになります。(あくまで例えです)
まさに本人は気付いていないけど、これ、周りの人が見てたらさすがに気付きますよね。
でも、本人だけは全く気付かないんです。そういうものなんですよね。
だから、違和感を持った時に、早めに対応することが大事です。
呪いをかけるのは、寂しい心から
では、呪いをかける人というのは、なぜ人に呪いをかけてしまうのでしょうか?
・・・それはズバリ、「寂しいから」です。
寂しいから、近くにいて欲しくて、温めて欲しくて優しくして欲しくて、相手の心に鎖をかけるわけです。
そうやって相手の心をがんじがらめにして、どこへも行かなく(行けなく)するわけです。
「呪い」という切り口で人間関係を見たときには、呪いをかける方が悪いやつだ!と思いがちですが、その人の心には、実は寂しさがあるわけですね。
呪いにかかりやすい人
では、呪いにかかりやすい人は、というと、これまたズバリ「寂しい人」となります。
こっちの「寂しい人」というのは、誰かが近くから離れてしまうことへの恐怖、大事な人を失ってしまうかもしれない恐怖を持っている人を指します。
とにかく、失うことへの恐怖を持っているので、近くにいてくれるなら何だってしてしまうわけです。
先ほどのホストに貢いだ女性の例が分かりやすいですね。
かの健気な女性としては、ホストの言葉はウソだったとしても、その言葉をかけ続けてくれる限り、その人が近くにいてくれる唯一の証拠になってしまうので、「貢ぐ」とい行動に走ってしまうわけです。(愛を囁いてくれる状況が無くなってしまうと嫌なので、お金がなくなるまで買う、みたいな)
そして、呪いをかける人、かけられる人に共通する心の問題があって、それを現代語では「依存症(依存心)」と言います。
「依存症」の場合は、その対象が人じゃない場合もありますが。
依存する心、寂しい心
トレーナーとして、色んな人の悩みを解決していると、やはりこの「依存」や「呪い」といったキーワードが頭に浮かんでくることが多いです。
四柱推命で見たときには、気質としてはハツラツとしていて活発なはずなのに、それを吸い取ろうとしてしまう人のエサになってしまっていて元気がなかったり。
のらりくらりと悠々自適に過ごしていたい気質なのに、求められてしまって頑張らないといけない状況に立たされてしまっていたり。
残念な話ですが、上のような状況になってしまったら、それはもうガッツリ呪いにかかっている状況と言えます。
そう思えてしまった時、それはもう既に、誰かの呪いの檻の中に入り込んでしまっているんだと思います。
抜け出せたら元気にもなれるんですが、なかなか自力では抜け出せないものです。
なぜなら「呪い」は、恨む心から生まれるのではなく、歪んだ愛情から生まれるものなので、かける人もかけられる人も、自分がまさかそんなことをしているなんて思いもしないものなんです。
もがけばもがくほど深みにはまっていく、底無し沼のようなものだったりします。