どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
「セルフイメージ」というのをご存知でしょうか?
- 自分について、抱いているイメージ」
- 自分に対するイメージ(印象)
- 自分のことをどんな人間だと思っているか
のことを指しています。
そしてこのセルフイメージというのは、意識的に出来上がるものではなくて、勝手に、しかも意図せず出来上がります。
セルフイメージというのは潜在意識に強烈に刷り込まれていて、セルフイメージ通りの自分であるように、自己をコントロールします。
例えば、実際に太っているかどうかは関係なく、「太っている」というセルフイメージを持っている人は、「痩せたい」という願望を持ちます。痩せたいわけなので、当然痩せようと頑張るのですが、いざ痩せてみると、「体重が減っていない」と不平不満を言い始めます。
明らかに見た目がシュッとしたにも関わらず(痩せることに成功したにも関わらず)、痩せていない部分に目を向け始めます。
これは、「太っている」というセルフイメージが書き変わらずにいるために、痩せた自分を受け入れずに「太っている自分」であろうとする脳の機能(※)に由来します。
※恒常性維持機能(「ホメオスタシス」といいます)
僕の場合は、「華奢(きゃしゃ)」というセルフイメージを持っていました。
小学生の頃は太っていたのですが、6年生の頃からサッカーを始めてすっかり痩せたのですが、筋肉がついてなかったので、ほっそりしていました。
高校生になって私服で遊びに行くようになったりして、オシャレに気を遣うようになると、Tシャツから出てる腕の細さや、ジーパンの太さに対する足の細さ、プールに行った時に見えてしまうあばら骨の感じにショックを受けていました。
そうやってできた自分のセルフイメージが「華奢」というものでした。
ずっと華奢だと思って生きてきたのですが・・・今ではキックボクシングを習って3年ほど経つので、すっかりガタイが良くなりました 笑
なので、ここ1年くらいに出会う人の僕のイメージは、結構ゴツい感じだそうですが、当の本人としては、ガタイがいいイメージがないわけです。
だって僕のセルフイメージは「華奢」なので。
「華奢」だと思い込んでいるので、華奢な人が似合う服や髪型をしていたのですが、筋肉がついてゴツくなるにつれて、だんだん似合わなくなっていきます。
そこで、自分の身に何が起こってるのかを考えた時に、
と気が付きました。
セルフイメージって、セルフイメージが完全に否定されるまで、もしくは自らアップデートしない限り変わりません。
セルフイメージに騙される
先の例に出した「太っている」というセルフイメージを持つ方は、実は同じスポーツジムに通う女性で、見た目にはもうすっかり細くなって、入りたての頃とは全然スタイルも変わってキレイになっています。
むしろスポーツインストラクターみたいな体つきになっています。
ですが、「痩せていない」「まだ太っている」という先入観が強く、必死で筋トレに励んでしまうので、むしろゴツくなっていってしまっています。
セルフイメージというのは、自分の頭の中だけの出来事です。なので、自分自身で書き換える以外に変更する方法がありません。
太っていた人が理想の体型になった時、貧乏暮らしだった人がお金に困らなくなった時。といった具合に、かつてのセルフイメージを保つことができなくなるほど現実が変化すればセルフイメージも変えれたりするものですが、そこまで現実を動かさないとなかなか変わりません。
正しいセルフイメージを持つことは、理想の自分になるための必須科目です。
意図せず根付いてしまった賞味期限切れのセルフイメージに囚われていると、せっかく高い志を持っていても、その志を達成させてくれません。
さらには、セルフイメージに騙されているから達成できない、もしくは達成していることにさえ気がつかない、という状態まであります。
セルフイメージのアップデートが出来ていないと、あなたの夢や目標が、セルフイメージによって邪魔されてしまいます。
あなたのセルフイメージは、今のあなたにフィットしていますか?