占い師になるにはもちろん占いの知識、鑑定人数なども必要なんですが、思うにこの心構えが必要だと思います。
それは、占いはあくまでサブスキルだということ。
メインの知識群があって、それに付随する占いだということですね。
いや、でも占いでメシ食ってんじゃん!って話ですが、
いくら占い師でも、
- 知らないこと
- 分からないこと
- 聞いたこともないこと
については占いにくいんです。
聞いたことないけど2択を迫られれば答えることはできますが、それについてを語るとなると、その界隈の知識が必要になってきます。
例えば10年くらい前、まだスマホが発表される前の時代だったとしましょう。
「写メール」って単語が出だしたくらいの時代がいいですね。懐かしい!
そんな時代に、10年後のケータイ事情を占って!という話が来たとして。
易やタロットなんかの占いは、キーワードこそ拾えるものの、完全な形で教えてくれるものではありません。
連想ゲームみたいなところもあります。
例えば、
ゴリラ、ラッコ、コアラ・・・
というキーワードが現れたら、これをどう見るかという話です。
「動物」とも言えますし、「しりとり」とも言えます。
「哺乳類」とは言えますが、「有袋類」と言い切るにはゴリラが邪魔です。
「草食動物」と言うには、「ラッコ」が貝を食べます。
「腕力が強い」という共通点はアリですね。
こんな感じで、キーワードから連想していきます。
で、
10年後のケータイ事情を占って!という依頼に対して、得たキーワードが
・りんご
・板
・紳士
・写真
・緑の紐
こんな感じだったとしましょう。(あくまで例えです)
占い師はこのキーワードから連想したり、キーワードをくっつけたりして紐解いていくのです。
このキーワード、2018年の今となれば連想することは簡単ですよね!
・りんご→iphoneのapple
・板→スマホの形状(曲がらない)
・紳士→「スマートフォン」の「スマート」の部分
・写真→全面液晶(ボタンがない)
・緑の紐→紐→線→LINE(緑だし!)
こんな感じに発想できます。
緑の紐からLINEを思いつくのは離れ業ですけどね 笑
ガラケー全盛の頃に、写真がキーワードとして出て来るので、画面とボタンという構成ではなく写真で一つのモノだと考えれると良いですね。
あえてキーワードに写真が出てきている意味も推測すべきです。
考え方はいいとして。
これ、2018年の今でこそ「あぁ~、確かに」と言えるけど、これを10年も前に言えるか?という話です。
「りんご→メーカーのapple」すら繋がらないと思います。
ただ、ここにその業界の知識があれば、もしかしたらたどり着けたかもしれません。
当時はipod(今のiPod classic)もあったし、端末の高画質化が進むのであれば画面サイズは大きくしたいし、全面液晶のアイデアはかなり昔から存在はしていた・・・・・・ということはッ!?
という感じになったかもしれません。
その業界の知識が無いと、占ったものの・・・となってしまいます。
占いで得たキーワードを紐解くには、その業界の知識が必要です。
何かに特化した知識か、幅広い知識か、占い師は物知りである必要があるんです。
あとは、色んな人生経験!
占いの知識がすごくても、相談に乗るのがヘタな占い師が多いと、ある占いの館のオーナーが言ってました。
それではせっかく期待して来たお客さんに失礼になってしまいます。
占いの知識はもちろん必要ですが、それ以外にも色んな事に興味を持つことが占い師には必要なんです。