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この記事は、まだ「占い師」と名乗っていた頃に書いた記事です。
今は「”改”運トレーナー」の前田王子です。
そこにはちょっとした長い話がありますので・・・
よかったらコチラの記事も読んでみてください。

どーも。
占い師の前田王子です。
いやー、生きるって大変ですよね!
ホント、なんでこんなに大変なんでしょうか?
占い師として活動する中で、その理由がだんだん見えて来たので、今回はそれについて話していこうと思います。
苦しみの原因はどこ?
実はここを考えることって、めちゃくちゃ難しいんです。
なぜなら!
人は原因のよく分からないことに苦しんでいるからです。
原因があって苦しんでいる、というよりは
苦しんでいるから苦しい
そう言えるんじゃないかと思います。
そりゃ原因もクソもねーわなって話です。
だから考えれば考えるほど苦しむしかないんです。
全くどーなってんだってばよ!って話ですね。
苦しみの発生源は「ズレ」
先ほどは苦しみの原因はよく分からない、と書きました。
原因は確かによく分からないです。
だけど、分かる部分もあります。
それは、アナタと私が違う人だということです。
違う人ということは、つまり育って来た環境が違うから好き嫌いは否めないということです。
パクチーが好きだったりハッカが好きだったりするんですよね。
あ、セロリもね。
何が言いたいかというと、アナタと私が違う人で、そもそも分かり合えない部分があるということです。
そして、そこを分かろうとしてしまうことによる軋轢が、「悩み」という状態を作り上げるわけです。
そう、悩みというのは状態で、その状態を生み出すのは、アナタと私の違いによる「ズレ」なんです。
ここを理解しないと、「悩む」という行為に悩むことになってしまいます。
それもまた、ズレていると言えますね。
それを補う「運」という発想
人間の頭って、めちゃくちゃ要領良くアホなんです。
そして、思い込むことと慣れることの天才なんです。
例えば、奴隷の人は「こんな生活嫌だ」と言うけど、いざ解放されると何をしたらいいのか分からず、また奴隷に戻るそうです。
そしてまた、「こんな生活は嫌だ」と思い始めます。
自分はこんな生活をするために生まれて来たんじゃない!と思うものの、いざ「こんな生活」から解放されると、どうしたらいいか分からなくなってしまうんです。
そこで、一番知りたくなかった「自分の実力不足」を知ることになってしまいます。
それが嫌なので、人類は最強の概念を生み出しました。
それが、「運」です。
こんな生活になったのも、自分の運が悪いせいだ。
運が悪いから自分はこんな運命なんだ。
そう言っていれば、奴隷の自分、奴隷を解放されても何もできなかった自分を肯定できるんですね。
今流行りの「自己肯定力」ってやつですね 笑
現実を直視する痛みを避けるためにでっち上げた概念、それが「運」です。(あくまで僕個人の意見です)
ホント、人間って天才だと思いませんか?
直視するのが痛いから、直視しなくても保っていられる概念を生み出してしまうんです。
だけど、それが根本的な解決方法にならないことも、うっすら気付いているんです。
だけど、運が悪いと言っているうちは、そこまで苦しくはないんです。
まさに「要領よくアホ」ですよね^^;
結論、苦しいのは逃げているから
実に痛みを伴った結論ですが、ホントのことなんですよね。
立ち向かわないから苦しいんです。
そして、立ち向かうのが怖いから、苦しみの原因を追求して苦しみから逃げるために、ちょっと軽い苦しみに浸って苦しいと錯覚するんです。
逃げた先には出口はなくて、立ち向かって負けたらきっと苦しいだろうな・・・という思いよりは苦しくない程度の苦しみしかないんです。
そうと知ってたら、もうちょっと立ち向かおうって気にもなるかもだけど、逃げた先に出口があるって思っちゃうから立ち向かえなかったりするんですよね。
ホント歯がゆいです。
ちょっとした自慢になるんですが、僕はそういう逃げグセがある人や、逃げてる認識がない人を扱うのが得意なので、そういう方によく効くアドバイスをしてます。
「逃げちゃダメ!」
「逃げるな!」
って言葉はあるんだけど、実際そんな大変で辛くて難しいことなんてやりたくないんですよね。
だから、個人的には「上手に逃げる」とか、いつも通りにやってると思ったら実は立ち向かってた、みたいな状況作り、思考回路の設計を意識してやってます。
お客さんにアドバイスをする身として、「効果的なながらダイエット」みたいなアイデアを提供する意図で、日々取り組んでます。
人間誰しもついつい逃げちゃうんだけど、「逃げない」なんて超難易度の高い選択肢は、そうそう簡単には取れないんですよね。
そこに気付かず頑張っちゃって、玉砕しちゃう人、結構多いんですよ。