どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
うちにもよく問い合わせで来ますが、
ちょっと誇張はしてますが、概ねこんな感じ。
確かに、占いの結果が悪かったらイヤですよね。それは分かります。
あと、「占い」と「おみくじ」は全く別物なので、おみくじの結果が悪かったからと言って落ち込むのは、ガリガリ君のあたりが出なくて凹んでる人と同じレベルなので、そこはもうちょっと考えを改めて欲しいと思うところです 笑
とはいえ、占いにもおみくじにも、「良いこと」って書いてあるはずです。
なのに、なぜ「良いこと」は頭に残らずに、「悪いこと」ばかりを意識してしまうんでしょうか?
そこには、そもそものレベルでの心理的な問題が隠れています。
あなたは幸せになることを許されていない
なかなかに怖い表現ですね 笑
でもこれ、悲しいかな本当なんです。
そうですよね。マジでごもっともな意見です。
では、一体誰があなたにそんな取り決めをしたのでしょうか?
その前に、「幸せ」ということについてちょっと考えてみましょう。
人は、何をもって「幸せ」と感じるのでしょうか?
幸せとは?
よくある「幸せ」っぽい状態を挙げると、
- お金に余裕がある
- ラブラブカップルである
- 親子の仲がいい
- 夢が叶った
- 欲しいものが手に入った
- 宝くじが当たった
などなど、こんな感じになるんじゃないかと思います。
そして、「幸せになりたい」と思う人は、これらの状態を求めているのではないでしょうか?これらの状態が「幸せである」と思っているから。
では、
なぜこれらの状態を「幸せ」と呼べるのでしょうか?
ここがポイントになります。
まず言葉では、「幸せ」という状態に「なりたい」と表します。
つまり、そう表現するということは、今はまだ幸せではない、ということです。
では、「幸せではない」という状態は、どんな状態なのでしょうか?
単純に、熱いの反対は冷たいです。
こんな感じで、反対側を想像すると出てきます。
「幸せではない」ということは、「幸せを実感することができない」ということで、「幸せを実感することができない」という状態は、すなわち「辛い」とか「苦しい」といった、「不快感を持った状態」と言えます。
つまり「幸せ」という状態は、「不快感から脱出したい」という心理を含んでいるわけです。
不快感はどこに?
これを読んでいる人の中には、幸せになりたいと思ってはいるものの、別に不快感なんて感じてないんだけど・・・とい人もいるかと思います。
ただ、知らないといけないのは、不快感を感じていないのではなく、不快感に気付けないほど自分の気持ちに鈍感になってしまっている。ということ。
明らかな不快感があったら、単純にイヤじゃないですか。
虫歯が痛む時、蚊に刺されて痒い時。
それが全く気にならないということはあり得ません。
ただ、虫歯や虫刺されなどの明らかな症状があって、短期的に終わりが見えているものに関しては、終わりが見えているので気にしててもさほどダメージはありません。
「不感症」という言葉があるように、問題なのは、長期的に真綿で首を絞めるような、痛いのか痛くないのか分からない程度の不快感が続くことです。
「茹でガエル理論」というものがありますが、カエルは、明らかに高温なお湯を浴びればダッシュで逃げますが、快適な温度の水をじわじわ温めていくと、逃げるタイミングを失って茹でガエルになって死んでしまうという例えです。
思い起こせば、昔は消費税なんてものは存在してなかったのですが、3%→5%→8%→10%と上がっていて、今となっては消費税があって当たり前の世の中です。
「明日から消費税が200%になります!」
と言われたら暴動が起こりそうですが、こうチマチマ(チマチマでもないんですが)と上げられると、
と、苦痛を渋々飲み込むことになります。
そして飲み込んだ苦痛はいつしか苦痛ですらなくなるんですが、それは苦痛を無視しているだけで、本来で言えば春日のここくらい近くにその苦痛は存在しています。
ただ、自分がそれを認識していないだけで。
不快感はどこから?
では、その「不快感」とやらはどこから来ているのでしょうか?
心理学的に心の謎を解き明かす鍵は、いつも家族関係の中にあります。
「家族」
と一言で括ってしまうには危険なほどに、家族の形というのは千差万別です。
学生時代に友達の家に遊びに行った時、優しいお母さんの居心地のいい家もあれば、オカンがやたらうるさい家など、色々あったと思います。
居心地のいい空間では、人は伸び伸びすることができ、居心地の悪い空間では、人は萎縮します。
しかも、それが小さい子供ならなおさらです。
さぁ、薄々気付いてきた方もいるかもしれませんが、あなたが感じることもできなくなってしまったその不快感。
それは、幼少期の家庭環境に由来するものです。
四柱推命を使って多くの人の命式を見てきましたが、カウンセリングを依頼してくるお客さんの99%は、本来自由で破天荒な命式をしているにもかかわらず、門限やルールの厳しい家庭で育ったために自分を抑えてしまって、でもそれの何が悪いかは分からないけど、でも何だか心が苦しい。
というように、命式的に本来向かいたい方向性と、親の望んだ「我が子像」がズレていて、親は一生懸命に子供を矯正し、子供も親の言うことに一生懸命従って来たために、本来の気持ちを押し殺し続け、不快感を封じ込め続け、死ぬ寸前の茹でガエルが出来上がってしまうわけです。
つまり、「幸せになりたい」と願いながらもそれが達成できていない人というのは、占いの問題なのではなく、家庭環境に未解決の問題があるということになります。
親御さんも子育てに必死だったことを責めるつもりはありませんが、ただ、その一生懸命が、子供の幸せを奪ったというのも、一つの事実です。
そして、幸せになる、つまり「不快感からの脱出をしたい」と頭では考えることができて、命式的にもそれを望んでいたとしても、深層心理がそれを許可しないから、「幸せ」という状態を達成することができないんです。
つまり、無自覚にも「不快感」を受け入れて育ってきたというキャリアが、「幸せになる」ということを否定してしまっているわけです。
だから、「あなたは幸せになることを許されていない」さらには、「幸せになることを自分自身が許していない」と言えるんです。
・・・と、偉そうに語っている僕自身も、この状況をしっかりと通ってきました 笑
だから分かりますが、意識としては一生懸命頑張っているつもりでも、結果が全く伴わないんですよね。
頑張っても頑張っても、頑張れば頑張るほど、うまくいかないわけですが、それは自分が「上手くいくこと」を許可していないからなんです。
まずはそこに気付いて、自分に許可を与えてやるアプローチを取る必要があります。
悪い内容の占いを信じてしまう心理
では、占いで出た悪い内容を信じてしまうというのは、どういう状況でしょうか?
それはズバリ、深層心理はそっちの情報の方が嬉しいからです。
だって、今まで頑張って親や兄弟に言われたように自分を抑え込んで生きてきたわけです。
そして親や兄弟は、あなたにそういう関わり方をすることを、
と、言い続けてきました。
あなたとしては、その言葉を裏切ることは、家族の絆を裏切ることになってしまいます。
人間にとって他人との絆というのは、何よりも大切なものなので、絆を失うくらいなら自分を粗末に扱います。
そして、その家族の絆をより強固にするために、
ということを証明するために、占いの悪い結果を信じるわけです。
自分自身の心の声としては「幸せになりたい」わけだけど、それを環境が許さなかった。
そして、自分の心の声ではなく環境を受け入れてしまった人にとって、「環境を受け入れる」ということは、親や兄弟との絆を守るということです。
だから、(心の声に従って)幸せになりたいと願いながら占いをして、悪い結果が出たら(絆が保たれたことに)ホッとするんです。
だけど、心の声はその状況を変えたくて抵抗しているんです。
でもそれを、今まで生きてきたキャリアが許さないんです。
占いで出た悪い結果を信じてしまうという状況は、その間で揺れ続けているということです。
つまり、抜け出したくても抜け出せない迷路の中にいるわけです。
そして、「占い」というシステムは、そんな人を顧客としているわけです。
あなたはどちらの未来を手にしたいですか?
本当に幸せになりたいですか?
それとも、揺れ続けていたいですか?
それを決めるのは、外でもない、あなた自身です。