どーも。
前田王子です。
こちらの記事は前回の記事の続きです。
こちらから読んでもらうと分かりやすいかもです。
さて、前回の記事では、来年の運勢なんてのはバレンタインデーのチョコみたいな季節商品だよ!あんまり意味ないよ!
なんてことを書きました。
僕は昔から「運勢」とか「運」という言葉に疑問を持っていたんですよね。
例えばですけど、もし、辰年生まれの今年の運勢はめちゃくちゃいい!どう転んでも最高な運勢だ!という状況があったとして、それが受験生だったとするじゃないですか。
その場合ってどうなるんでしょうか?
運勢がいいからみんな受かっちゃう?
そんなワケないですよね。
では、運勢がいい順に受かる?
そういうことでもありません。
・・・ってなると、「運勢」とやらはどこに掛かってくるのでしょうか?
ね。運って、考えれば考えるほどよく分からなくなってしまうんですよ。
そんなものに頼るのも、そんなものに振り回されるのも、僕としてはすごく嫌なんです。
かつては開運アイテムにすがっていたことがあるからこそ、その辺りをちゃんと線引きしておきたいんですよね。
運とは何か?
これは前回の記事で解説をしていますが、改めて。
僕としては、運とは、「運営方法」の「営方法」が見えなくなったもの
と定義しています。
「運営方法」という言葉から「営方法」が見えなくなってしまうと…
「運営方法」→「運営方法」
となり、残るのは「運」となります。
つまり「運」とは、「営む方法」が分かっていない事柄に対して当てられる言葉と言えます。
例えばジャンケンで10連勝したら、運がいいと思いませんか?
宝くじが当たったても運がいいなんて言われます。
ビートたけしがなんで売れたか聞かれた時にも、「運がよかったんだ」と答えています。
どれも共通するのは、それを達成するための「営む方法」が分かっていないことです。
だけど、「どうやってやったんですか?」なんて聞かれるもんだから、本人としても応えようがなく、
「運が良かった」
としか答えようがないわけです。
なので、「運を良くする」という言葉は、前田王子風に分解すると、
「営む方法が分かっていないものを良くする」
となります。
ここまで意味が通らない日本語も珍しいですよね 笑
逆に、「運が悪い」という状況は、説明が簡単です。
これも前田王子風に分解すると、
「営む方法が分かっていないものがうまくいかない」
となり、そりゃそうだ!って話になります。
「運勢が良い」とは・・・?
運というものの考え方をちょっと分かってもらったところで、「運勢が良い」とはどういうことでしょうか?
これも同様に分解すると・・・
「営む方法が分かっていないものの勢いが良い」
となります。
これまた意味が分かりませんね。。
流石に意味が分からないと、人は勝手に解釈し始めます。
みたいな感じで。
でも、そう思って仕事を増やして頑張ったとて、体が悲鳴を上げたら勢いは止まっちゃいますよね。
何事も、分かっていないことを適当にやったら、適当な結果が返ってくるだけです。
なので、基本的には「運勢」というものは下手に見ない方が身のためだったりします。
あと一歩の勇気が欲しい時
占いや運勢が役にたつシーンとしては、「あと一歩の勇気が欲しい時」みたいなシーンです。
状況は整っている、やるだけのことはやった、もう後は祈るしかない!
みたいな状況の時に、もう一つ気分を上げるための一手と思うと、占いや運勢というのも使い所が出てきます。
問題なのは、特に何もしてないし考えてもないけど、とにかく今の状況が嫌でなんとかなって欲しい!って時に見る占いとか運勢です。
これは最悪です😫
そんな状況においては、まず徹底した現状の確認と、改善案の模索以外に道はありません。
“とにかく今の状況が嫌でなんとかなって欲しい!”って、それはその人の気分の話で、状況の解決とは無関係です。
嫌だからなんとかして!って、子供じゃないんだから・・・って話ですよね。
とはいえ、大人になってもそんな泣きたくなるような状況は結構起こります。
でも、そんな泣きたくなる状況だからこそ、「状況」をなんとかしないといけないんです。
状況が収まるまでは、気分は悪いものです。
その状況を作ってしまったのも自分なんですし。(←ここがポイント!)
と、こういった文脈で運とか運勢という言葉が使われてしまうので、多くの人が困ってしまうわけです。
運や運勢に頼るのはやめましょう!
頼って良いのは、全てのことをやり切ったその後です!
運を良くするためには?
ここまできて、「運を良くするためには」とはこれいかに!って話になってしまいますが、僕が言っている「運」というのは一般的な「運」とは違います。
そう、「運営方法」のことなので、「運を良くする」というのはつまり、
「運営方法の見直しをする」
という意味になります。
「営む方法」がマズかったのでうまくいかなくて、さらにどの部分の「営む方法」にエラーがあったのかが分かっていないので、
「運が悪かった」
という結論になります。
エラー箇所が分かれば、その事象は失敗にはならなかったのではないでしょうか?
本来、というか問題解決においてはこう考えるのが正解です。
可能な限り、エラー箇所を突き止めることが、状況を改善させる秘訣なんです。
さて、「営む方法」が分かっていないから「運」なのだという話をしてきましたが、逆に「営む方法」が分かっていて、正確な「運営方法」だった時はどうなるでしょうか?
・・・そりゃ上手くいきますよね。
蛇口を捻ったら水が出る、スイッチをONにしたら電気がつく、雨に濡れたら濡れる、これらは当たり前すぎて忘れがちですが、正確な運営方法だからそうなるんです。
そして、それをグイッと拡張してみると、「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいなことになるんです。
ちなみに「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、
大風が吹くと砂ぼこりが立ち、その砂で目を傷める人が増え、目の不自由な人は三味線をひくから、三味線に張る猫の皮が不足する。 猫が不足すれば鼠(ねずみ)がふえて、あちこちの桶がかじられるから、桶屋が儲かるという思いもかけぬところに影響が出てくるというたとえ話のことですね。
桶屋が儲かってるから桶屋をやろう!→何で儲からないんだ?となるのは、その道理が分かっていないからですよね。
こういう、モノの道理が分かると、そもそもの運営方法が分かってきます。
運営方法が分かっているものに関しては、そもそも失敗がないので運が介在しません。
失敗しないことが当たり前になりすぎて忘れてしまっているだけで、「運営方法」が分かっているから失敗しないということは、本来すごいことなんですよ。
歌が上手い人が、運悪く歌が下手になることもないですし、足が速い人が運悪く足が遅くなることもありません。
絶対にあなたにも、当たり前すぎちゃって忘れてるだけで、他人から見たらすごい能力があります。
何度も言いますが、当たり前すぎて忘れてるだけです。
だけど、その忘れちゃってるけど「運営方法」が分かっていて失敗せずにできることこそが、めちゃくちゃすごいことなのではないでしょうか?
そしてそんな能力を持っているあなたは、運がいい人なのではないでしょうか?
「運」は概念
最後に、「運」というのは概念だという話です。
「運」というのは、計測できるエネルギーではなく、主観的で相対的な概念です。
例えば、そんなに成績も高くない同期入社のA君が係長に昇進して、A君は運がいいなぁなんて思ってたら、当のA君は「役職なんてつけないでくれ😭」なんて思っているかもしれません。
他にも、あなたとしては「なんて運が悪いんだ!」と思う出来事だったとしても、周りの人からすると、「まぁ、そりゃそうなるよね・・・」と思えることかもしれません。
とはいえ人間なので、「運が悪い」なんてことを思ってしまうのはよく分かりますが、そんな時にはぜひ、
運とは、「運営方法」の「営方法」が見えなくなったもの
という言葉を思い出してください。
必ず、どこかにエラーがあります。
そこに気付くことができれば、もうその「運が悪かった出来事」は、あなたの世界から消えてなくなります。
代わりに、「運営方法」が分かっている当たり前にできることとして残り続けるんです。
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