占い師だとこの感覚がもう当たり前になってしまうので、同じ生年月日の人を占っても普通に違う話をします。
大枠が一緒でも、表現の仕方なんかに違いが出てきます。
普通に考えたら、同じ生年月日なら生年月日ごとの占いの本みたいに同じ内容になるんじゃないの?と思うんですが、実は個人別で鑑定をする時はそうではないんです。
実は生年月日以外の情報も見てる
そうなんです。
個人別鑑定の時は、生年月日はもちろんなんだけどそれ以外の情報もあるんです。
どういうことかと言うと、
- 男性か女性か
- どんな相談内容か
- 仕事は何をやっているか
- どんな口調(文体)か
大体こんな感じの情報があった上で、生年月日を見ます。
あえてやってるわけじゃなくて、なるべくしてなる、という感じです。
前に、
という記事で「桃花殺(とうかさつ)」という特性について書きました。
この桃花殺という特性は、ある条件がそろった場合に現れるその人の特性なんですが、桃花殺を持っている人に言えることは「異性運に異常あり」という特性です。
ただ、桃花殺を持っている人は「異常開運する(スゴイ成功する)」という特性も持っています。
桃花殺には必ずこの2つを含んでいる、というわけではなくて、異性運に異常をきたす人もいるし異常開運する人もいるという意味合いなので、その人がどんな人なのかをまず見ないと言い切れない部分になって来ます。
なので、桃花殺だからこうだ!と安易に断定することはできないんですね。
(その辺に関しては占い師の勘とかセンスになってきます)
つまり、生年月日を手掛かりに見ていくけど、依頼者による部分も大きいよ!ということです。
これをちょっと図解してみましょう。

このように、同じ生年月日の人でも、相談内容などで伝える内容や伝え方を変えています。
ただ図にもある通り、生年月日という絶対的なデータを見た上で、相談者のフィルターを通すという感じですね。
じゃあ占いの本に書いてあることはウソなの?
これも、悩ましい問題ではあるんですが、全然ウソではないんです。
むしろあの手の本を読んでみて「当たってるー!」って思ったことの方が多いはず。それか友達に「当たってるー!」って言われたり。
そう、基本的に生年月日から算出するタイプの占い(命占)は当たるのである。
ただ、その「当たる部分」というのが割と上っ面の部分というか、○○な性格とかそんなとこだったりするだけで。
性格分析をする時に、結構知られてないけどタイプってちゃんとあって、
-
- 数字が苦手なタイプ
- 良く動くタイプ(行きすぎると多動症とか言われる)
- 早とちりするタイプ
というようなタイプの区分がある。
例えば「数字が苦手」で言えば、数字が苦手か得意かの2区分になる。
この時に、「俺は数字普通だけどな・・・」と思う人もいると思うので、そこの考え方もちょっと触れておこう。

一概に「数字が苦手」と分けることもできるが、それぞれ苦手ゾーン得意ゾーンはグラデーションになっている。
破線部分で分かれている感じで、苦手ゾーンにいる人は数字がホントにダメ、と自覚があるような人。
得意ゾーンにいる人が厄介で、得意ではないけど生活に支障はないレベルの人も、得意かどうかの括りでは得意に分類される。
これはちょっと話がずれるけど、「本にする」というところで「できる・できない」という断定的な言葉を避けたんじゃないかと思う。
得意ゾーンに入っている人が得意かどうかを自己判断するのは、自己評価が高いか低いかによっても違ってくるので、この辺はすごく微妙な話になってしまう。
数字にはめっちゃ強いが、もっと凄いヤツが近くにいたら「自分が数字得意なんて・・・」となってしまう、みたいな。けど占いから言えばその人は数字が得意なのだ。本人がどう思おうと。
そんな時は、周りからその人の評価を聞くと「あの人は数字に強い」みたいな評価が出てくるので、そこで判別できるってもんです。
対して、苦手ゾーンにいる人たちは数字が苦手だということを自覚しているので、占いの本を見た時に「数字が苦手」と書いてあったら「当たってるー!」と言えるのだ。
数字が得意か苦手かは例え話だけど、やってることと言ったら数字が得意か苦手かの2区分に分けただけなので、実は結構簡単な話である。
こんな感じのことを何層も重ねれば、当たる占い本の完成となる。
生年月日から算出するタイプの占いは、年・月・日という数字によって管理されているので、そこに当てはまる特性を書いているだけだ。
なので、全然ウソはいっていない。
が、細かいことまでは言っていないし、結構拡大解釈してるとこもある。
さっきも書いたけど、生年月日というデータに、その人というフィルターを通して見るわけなので、本はウソはついてないけど当たってない時もある。
てか本にそこまで求めちゃいけないんだけどねw
たかが占いで人生左右されちゃいけないよ!
というのも、占いの本に書いてあったことや、占い師に相談したら結構凹むこと言われた!ということで落ち込んでたり、本来のパフォーマンスを出せなくなってしまった人って結構いるんですよ。
王子に相談に来て、「前に違う占い師に○○って言われたんだけど・・・」みたいな。
どうしても、占いで当たってるとホントにそうだと思いこみたくなる心理ってあるんですよね。
しかも占いって基本的に困った時に見るし。
例えば好きな人ができて、その人との相性を本で見たら
「相性は最悪!彼の浮気癖に翻弄されてしまいます。」
とか書いてあって。
冷静ならそれ信じるかー?って話なんだけど、占いを見よう!って思ってる時って大体冷静ではないんですよね 笑
しかも文字で書いてあったりすると結構強烈なんですよね。
あ、あとネットの占いで見て良くないって言われた時は、その後の開運グッズをかわせるために駒を進めたいって話なので、ネットでできる簡単な占いは基本信じない方がいいです。
ダメですって書いてあっても、それはホント前提によるから、簡単に鵜呑みにしちゃいけないんですよね。
そんなことで人生振り回されても・・・ねぇ。
なので、占いの本とか他の占い師に見てもらって、良くないこと言われたんなら王子に相談するとなんとかしますよ 笑
刺身で食べた方が断然美味しい魚をずっと煮付けにしてて、なんでこの魚は不味いんだろう・・・みたいなこと、結構ありますからね。
で、占い師が「魚はやっぱり煮付け!刺身にするとお腹を壊すかも☆」とか書いてるもんだからそれ信じちゃって損したな―!みたいな。
食べ方は魚によるし鮮度によるし、魚だから煮付け!って選択肢だけではないんですよね。
文字にする時は、なるべく外れないように書くから、そこまで攻めれないんですよ。故にそんなことが起こっちゃうんですけど。
ということで、困って占いの本なんかに走る時は、ちょっと気お付けた方がいいですぜ!って話でした。