男性脳、女性脳という言い訳 〜そんな脳ねーよ〜

どーも。

占い師の前田王子です。

 

女性脳とか男性脳って言葉、ありますよね。

 

占い師になって、かれこれもう数えるのも大変なくらいの人を見てきましたが、個人的な意見としては、タイトルにもある通り「そんな脳はない」と思ってます。

 

この手の説って、特にネットが普及したのに伴って認知されていったように思うんですよね。

 

本当は、どこかの学者さんが

 

どこかの学者さん
男性脳、女性脳とも言える性差があるっぽいような感じです

 

くらいに発表した話を、どこかのwebライター達が

 

webライターA
「〇〇大学、男性脳、女性脳とも言える性差を発見」
webライターB
「あなたはどっち!?男性脳、女性脳の見分け方10選」
webライターC
「あなたのタイプは?男性脳、女性脳診断|無料占いのウラーナウ」

 

みたいな感じのアクセス上位取り合戦が始まったことで、

 

たくさん記事がある

↓↓↓

信頼性のある情報だ

↓↓↓

女性脳・男性脳はある!

 

と、変化していったんだと思います。

確かに、男女差といいたくなるような違いは存在しています。

だからといって、それを埋まることのない深い溝のような扱いをするのは違います。

 

つまりは、男性脳・女性脳という先天的なものではなくて、男女間での認識の違いではなく、育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めないヤツのはずです。

 

そういった視点で物事を見ていくと、「あぁ、男性脳・女性脳の問題じゃねーわ。」ってことが分かってくるかと思います。

 

地図が読めない男と話を聞かない女

面白そうな見出しを書いてみたものの、これはホントただの当たり前で簡単でシンプルな話。

 

地図は学べば読めるようになる。

人の話にも、聴き方がある。

 

「話を聞かない男、地図が読めない女」という本があるけど、だからといって、

 

・男は話を聞けない

・女は地図が読めない

 

ではない。

そもそもの話、地図も話を聞くことも、学ばなければスキルは身につかない。

また、必要でない限り、それらを学ぶ機会は無い。

 

女性ドライバーは地図が読めないと仕事にならないし、男性カウンセラーは話が聞けないと仕事にならない。

それぞれに例外はあるものの、それはあくまで例外であって、例外は例外でしかない。

 

なので、男女共に地図も読めるようになるし、話を聞くこともできるようになる。

なんなら僕は、元々人の話を聞けない人だった。

すぐに自論を熱く語ってしまうイタイ奴だったけど、それだとうまくいかないことが多いから、必要に応じて軌道修正しただけだ。

 

つまり、「人の話を聞く」というスキルを学ぶ機会に恵まれただけの話である。

 

「先天的」という神話とサボりたいのが人情

占いに求められることというか、よく占いの本に書いてあることに、

 

「自分は何を持って生まれてきたのか」

 

というものがある。

つまり、「先天的」に持っている特性のようなものだ。

最近のゲーム用語でいえば、

 

「ユニークスキル」

 

という、そのキャラクターしか持っていない特有のスキルのようなものを指す。

 

確かに、先天的と思わないとやってられないようなズルイ性能を持っている人はいる。

要領のいい人、物覚えがいい人、運動神経がいい人、声がいい人、面白い人・・・などなど。

 

ただ、占い師として多くの人を見てきたけど、実は先天的に持ってるスキルって、実は「神話」なんですよ。

 

生年月日に由来するような性質みたいなのは確かにあるっちゃあるけど、だけどそれを、自分の環境の中で磨いたかどうかの話になるので、厳密には「先天的」ではない。

自営業でサラッとお金を稼ぐ人の多くは、ご両親も自営業だったり商売していたりの出身だったりする。

また、要領の悪いご両親の子は、大抵要領が悪い。

これも、ちょっと考えれば理解できる話だ。

 

そりゃ常々見ている背中が要領悪かったら、要領のいい発想は生まれない。

だけど、その背中に対して「要領悪いな!」って思うことができた子は、別の要領のいい背中を見て参考にして、要領の悪い背中を反面教師にできる。

 

先天的な性能差ではなくて、後天的な取り組みによって変わってくる話なのだ。

(男性脳・女性脳神話によく似てるね!)

 

そして、神話を掲げたくなる背景というのは、現実を認めたく無い心理から来ている。

神話を掲げれば、自分のせいではなくなるから、自分の落ち度を認めたく無い人にとって、神話を掲げることは大きなメリットになる。

 

神話好きの兎
いいよなアイツは!生まれつき要領が良くてよ!

 

ただ、それを言ってしまうのは、「出自のせいにして研鑽を怠ってます!」という意味になることも知るべきである。

 

分からないことを鵜呑みにしちゃう問題

男性脳・女性脳みたいに、カテゴライズしちゃうことは別に悪いことではない。

だけど、それって実は・・・と深掘りすることも、もっと大事。

 

男性脳や女性脳、血液型占い、星占い、そうやってよく分からないものを勝手に乱暴にカテゴライズするのって、まさに無知の現れだと思うんですよ。

 

とある占い師の方に、

 

「私は乙女座だから理論的には考えられないの!」

 

とキレられたことがある。

いや、乙女座だから理論的に考えられないってところまで分かってるなら、理論的に考えることについて学ぶだけなのでは・・・

と、開いた口が塞がらなかったことがある。実際には口閉じてたけど。

 

裏も取れてない話を鵜呑みにするから、それ以上考えようとしなくなってしまうわけで、そんなだから「乙女座だから〜」ってキレることができちゃうわけですね。

 

そして、僕は何もその占い師や、男性脳とかを鵜呑みにする人を批判するつもりでもなんでもない。

ここがめちゃくちゃ大事なのだ。

 

ただ、

 

「実はそうじゃないかもよ?」

 

と疑う気持ちを1%でも持っていたら、乙女座を振りかざしてキレるんじゃなくて、冷静に物事を判断する未来もあったんじゃない?って話です。

そして、今から、これから、そういう気持ちを作っていけばいいだけの話なんです。

 

そうすれば、これからの未来がちょっとだけ明るくなって、その積み重ねが、もっと先の未来をもっと明るくする、それだけの話なんです。

 

どっかの誰かが、勝手にカテゴライズしたそれっぽい話を信じてしまうと、それ以外の可能性について考えられなくなってしまいます。

男性脳か女性脳か、実はそんなことはどうでもよくって、それ以外の可能性を考えられなくなることが問題なんです。

 

それ以外の可能性を考えることができないから、男性脳か、女性脳かで考えてしまうわけですが、そうなると、地図が読める女性を説明できなくなってしまうだけなんです。

そんな話なら、そもそも存在しないほうが良くない?と、僕は思ってしまいます。

 

 

ちなみに・・・

書き終わってからなんだけど、自論だけで記事書くのも何だし、一応ちょっと調べとくか・・・

と思って調べてみたら、素敵な記事を見つけました。

 

「男脳」「女脳」のウソはなぜ、拡散するのか

日経ビジネスの記事です。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

愛知県在住の占い師です。 占い歴9年、鑑定数1000人以上。四柱推命と易の使い手。 ・巷の浅い占いにモヤッとしてる ・占いに書いてあったことを信じてしまい困ってる ・てか占いってアテになるの? ・占い師ってなんなん? そんな巷の洗脳じみた占い感を払拭して、占いに頼らなくてもいい思考回路を作るための記事を書いてます。