これ昔の彼女の話なんだけど、ちょっと変わった子だったんですよ。。
どのくらい変わってるかというと、焼き肉とかハンバーグとか、味の濃いおかずの時もどんな時も、先におかず全部食べてから最後に白飯を食べるんですよ。
なんで?って聞いたら「美味しいから」って言いやがるし。
おかず食べてる時は、マジで一切白飯に手付けないし。
あとは、
- 道が全く覚えられない
- ボキャブラリーが極端に少い
- イントネーションがちょいちょいおかしい
- 漫才は何言ってるか分からないらしい
- 「すべらない話」も何が面白いのか分からないらしい。
- IPPONグランプリも何が面白いのか分からないらしい。
だけど、笑点は好きで毎週見てるらしい。

いや、笑点のメインって大喜利じゃん!!
IPPONグランプリも大喜利じゃん!!!
・・・と、そんな変な子なんですが、
その中でも最大の謎だったのが、
返事(相槌)をしないこと。
毎回ではないけど、会話の中で返事や相槌をするタイミングってあるじゃないですか。
そのタイミングで、何も返ってこない時があるんですよ。
ビックリするくらいの無音!
生きてる・・・?って聞きたくなるくらいの不動!
返事や相槌ができないタイミングもそりゃあるんだけど、そうじゃないんですよ。
助手席に座ってる時や、ご飯食べに行って注文待ってる時(何もしてない時)に、ちょくちょく起こるんですよこの現象。
返事って、声に出したりうなずいたり、アイコンタクトがあったり、何かしらのリアクションがあるもんじゃないですか。
なのに、全くのノーリアクションの時があるんです・・・。
昨日あった話みたいな、ちょっと順序立てて話す時って、相手がついてきてるかの確認のためにとか、相手が理解してるかどうかを見るためにも、返事って大事だと思うんですよ。
だけど返事がない・・・。
返事がないと、話してる方としては不安になってきますよね。
そこで、なんで返事をしないのか聞いてみました。
返事はしているらしい
返事がないことに気付いた頃は、気にはなってたけどなかなか聞けませんでした。
だけど、1回や2回じゃなくて、結構頻発してくるとさすがに気になって気になって。
なので、勇気を出して実際に聞いてみたところ、意外な返事が返ってきました。




・・・いやいやいや、声も聞こえんし動いてもないんだぜ君!!
どーゆーことなんだってばよマジで・・・。
俺が聞こえてないだけ??
俺が見えてないだけ??
どんなミステリーだよ!
何も知らなかった時は、そう思ってました。
彼女はウソをついている?
「返事はしてる!」と主張されたものの、当時は「いやいや、してねーじゃん!」って思ったモンです。
してる!って言うものの、実際に声も聞こえないし動いてもないし。
してる!って言い張るんならいいや、してるってことにしておこう!
と自分に言い聞かせて、しばらく過ごしてたんだけど、やっぱり気になる!










とこんな感じで、相槌ないんですよ。
エピソードのクオリティはちょっと置いといてさ、王子としてはこんな感じの会話をイメージして喋りだしたワケですよ。









会話ってこんな感じじゃないですかッ!
キャッチボールがあるじゃないですかッ!
なのに彼女さんときたら・・・。
でも返事はしてるらしいんですよ。
声も聞こえない、動きも見えない。
なのに返事はしている・・・。
何この密室殺人みたいなの!
ちょっと助けてコナン君!
返事(相槌)の概念を疑ってみる

もしかしたら。
もしかしたらですよ。
返事(相槌)という行為に対して、王子が何か先入観を抱いているんじゃないか?
彼女とのやりとりの中で、そう思うようになりました。
常識で考えたら・・・その「常識」が、そもそも先入観というフィルターを通したモノだとしたら。
まずは、返事と相槌という言葉について調べてみようじゃないか!
へん‐じ【返事/返辞】
[名](スル)
① 呼びかけに対して答える言葉。答え。返答。「大きな声で―する」② 返答の手紙。返信。返書。「諾否の―が届く」
[用法]返事・返答――「速やかに誠意のある返事(返答)を期待する」ではともに用いられる。◇「返事」は呼びかけや問いかけに対する答えから、手紙・質問・依頼・招待などへの答えまで広く用いられる。「気のない返事」「返事はすぐ書いた方がいい」「読者の質問に返事を出す」◇「返答」は、特に質問・要求などに対する答えで、改まった感じが強い。「返答につまる」「あいまいな返答では納得できない」◇類似の語に「回答」がある。「回答」は公的な質問・要求などに対して文書または口頭で正式に答えること。「アンケートに回答する」「会社側の回答には不満だ」コトバンクより
あいづち【相槌・相鎚】
① 建築用に使う大きな槌。
② 鍛冶かじで、師匠の打つ鎚に合わせて弟子が鎚を入れること。あいのつち。向かい鎚。
③ 相手の話に調子を合わせてする応答。
コトバンクより
呼びかけに対する言葉って書いてあるやないかーーーい!!
そう。ホントは、きっとホントは言葉なんですよ。言葉なんですけどね・・・。
そうであれば話は早かったんだろうけどさ!
なので、返事とか相槌の概念は一回捨てて、どういうリアクションを取っているか、確認してみることにしたんです。
返事に気を取られてて気付かなかったけど、「返事はしてる」ということであれば、そのタイミングで何かしらの「リアクション」はある、ということになるハズです。
(ちなみに、ここで言うリアクションってのは、筋反射レベルの話です。)
まさかのリアクションが確認される
何気なく話してしまうとリアクションを見忘れてしまうので、注意して、意識して話してました。
細心の注意を払って、相手のリアクションを見ながら話すのってめっちゃ疲れるんですよ。
で、
何回も普通に話してて、返事してもらえない時に「あ、しまった!」ってなりながらも、その瞬間を見たんですよ。
リアクションは確かにあったんです。
どういうことかというと、彼女の会話によく出てくる

この部分。
この部分には音もないし動きもないし、ノーリアクションなんですよ。
そう、ノーリアクションなんです。
返事の概念を疑った甲斐がありました。
まさかの、「ノーリアクションというリアクション」をしてたんです。
は??
って思う人もいると思うので、ちょっとまとめてみましょう。
- 返事が聞こえない、見えない
- 返事をしてるのか確認する
- 「してる」と言われる
- 「してる」と言ってる以上何かあるはず
- 「返事」の概念を捨て、「リアクション」を探す
- 「ノーリアクション」というリアクションが検出される
こんな感じです 笑
何言ってるか分からないですね 笑
さっきも出した

この部分。
ホントなら(期待通りなら)、「うん」とか「へぇ~~」とか、何かしらの返事が当てはまるんだろうけど、ウチの彼女さんは違った。
言葉で表現するなら、ホントに時間が止まったみたいに、「・・・」だったのだ。
いうなれば、「・・・」と言っている感じなんです。
返事としては無かったけど、確かに「リアクション」はありました。(ノーリアクションだけど 笑)
リアクションはしていたので、「返事はしてる」と言ってたことのウラが取れました。
けど、声にもなってない、動いてもいない。
色んなことに驚かされて来たけど、コレにはどれも及ばないな・・・。
それは返事なのか?という話は一旦横に置いておいて。
ちなみに、一応この事実を彼女に話してみたら、

と、反省はしてないみたいだった 笑
色んな人の「そのつもり」
長々と返事をしないことについて書いたんだけど、ここで、何が言いたかったのかって話です。
まず、王子は返事について、辞書通りの「言葉での返答」であるべきだと思っていました。
もちろん、これが普通であって欲しいとは思いますが。
だけど、彼女の返事は違いました。
どういう心境で「ノーリアクション」だったのかは分からずじまいだけど、ノーリアクションなのに「返事はしてる」と言ってました。
なんて言うか、お互いが自分なりの「そのつもり」で喋っているから、話が平行線なんですよね。
「なんで返事しないんだ!」
「なんで分かってくれないの!?」
これでは行きつく先は戦争です 笑
今回は笑い話で済んだんだけど、日常でこんなようなシーンって、よくありますよね。
上司と部下の間で、親と子供の間で、店員と客の間で・・・
全部を理解しろとは言わないけど、仕組みが分かってしまえば簡単なことだったりします。
全ては、こんなすれ違いが起こっているってことを知っているか知らないかだけなんだと思います。
そこに、相手を理解しようとする気持ちがあるかないか。
面倒くさい部下とか嫌いな上司に対してだったら、理解しようとする気持ちも萎えてしまうってモンです。
でも、理解できないことは無いんだと思います。
ちょっと自分の常識を外して、相手を観察してみれば、おかしなすれ違いも解消できるんじゃないでしょうか。
と言っても、決して簡単なことではないんですけどね 笑
こんばんは、
彼壬4の己未のゆきです!
王子さんの彼女…なんか素敵…
自分の軸がぶれてなくて…自分のスタンスをしっかりもってらっしゃるかた…
素敵すぎます!
私は、他人軸で生きてる人間なので、彼女さんのような
女性…あこがれます