どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
これだ!と思ってやってみたけど、ちょっと時間たつと「なんか違う・・・」
あの人が言ってたんだし!とりあえず信じてやってみよう→「思ったのと違う・・・」
そんな経験ってあると思います。
今日はそんな違和感について。
日々占い師として活動してますが、違和感を感じることって、実はめちゃくちゃ大事なことなんですよね。
なんで大事かって、頭じゃなくて、体が反応しているからなんです。
理解しているレベルじゃなくて、本能のレベルで、アナタの体がアナタの魂に訴えかけていること、それが「違和感」なんです。
虫の知らせとも言いますが、そういった直感的な気付きなんですよね。
違和感って、そんなレベルの、理解未満なんだけど本質的で、深層心理の訴えだったりするんです。
違和感を語る前に・・・
占い的な話ですが、まず前提として、人は生年月日という変えられない起点によってスタートしています。
つまり最初から決まった「クセ」を持って生きているわけです。
これは陰陽五行で言い表すことができて、木が何%で、火が何%で・・・というように、その人の構成要素が初めから決まっているということです。そして、そんな小難しいことをいちいち説明されるのが面倒なので、これを「宿命」と呼びます。
その名の通り、「宿る命」「命に宿る」ということなので、変えられない性質、という意味になります。
陰陽五行の世界観では、木は燃えることができるので火を生み、火は燃えた後に灰を生み、灰は土になることから、火は土を生みます。
これを五行の相生(そうせい)といいます。
逆に抑え合う関係もあって、それを相剋(そうこく)と言います。
図にするとこんな感じです。

例えば、火を強くしたいのであれば木を足す、木を強くしたいのであれば水を足す、というように、五行が互いに影響しあう関係を持っています。
金の五行はその名の通り「金属」を表します。
金属からは刃物が作れます。刃物で木を切ることができるので、金は木にダメージを与えることができる、ということになります。
これを「剋(こく)す」と言います。
火で言えば、火は金属を溶かすことができるので、火は金を剋す、ということになります。
パズドラやモンストなんかの属性三すくみの関係に似てますね。
宿命を持っているから違和感を感じることができる
で、ここから何が分かるかと言うと・・・
例えば木が強い人であれば、土を剋しに行くし、火を生もうとする(生じたがる)し、水の助けが欲しい(無いと死んじゃう!)ということになります。
そしてその流れは春夏秋冬の流れになっていて、これも図にするとこうなります。

季節によってどの五行が強くなるのか、という摂理があるわけです。
なので、先ほどの木の人がいたとして、
春→よっしゃー!俺やったる!(自らが多く強くなる)
夏→ほらほら!みんなも!ほら!(自らが燃えて役に立つ)
秋→・・・自重します。(剋されるので)
冬→メシ食お!本読も!インプット大事!(水があるせいで力を蓄えようとする)
極端すぎる例ですが、こんな感じ(あくまでイメージ)で季節によって態度が変わります。(土の五行が無いですが、ここでは趣旨と違うので割愛)
つまりどういうことかと言うと、
季節(流れ)が変わるので、ずっと同じことはしてられない
ということなんですね。
同じことを続けていたとしても、その時々によって捉え方や関わり方が変わります。
見た目は変わらない木でも、根を伸ばして倒れにくくなり、水の吸収を良くするわけです。
同じことをしているつもりでも、いつも通りだと思っていても、運気的な季節(流れ)という外的要因によって変化を余儀なくされているんです。
違和感を感じるメカニズム
ここでタイトルに挙げた「違和感」の話になるんですが、アナタの違和感はどこから?ということになります。
基本的に五行の相関関係は「無い物ねだり」です。
なので、無い五行を欲しがりますが、無いモノはないわけです。
さっきの木の人が、夏になって人にばーっと頑張って・・・

ってなっても、夏に水は無いです。(梅雨や大風がありますが、五行論としては水はありません)
なので、頑張りすぎた結果、水を補給できずに

という症状になります。
こうして、違和感を感じるわけです。
ただ、あくまで違和感なので、頭では「まだイケるはず!」とか思ってしまいます。
他にも、流れとしては根を伸ばす時なのに、頑張って幹を伸ばそうとするから違和感を感じるわけですね。
逆に、幹が伸ばしたい時に、ちょうど幹が伸びる時期であれば、

みたいな感じにもなりますが、これを意図的にやろうとするのは占い師でも難しいので、あくまで大事にして欲しいのは違和感を感じることになります。
また、季節変わって伸びなくなったりもするので、そんな時も違和感ポイントですよね。
こんな感じで、違和感を感じるというのは、実は結構大事な感覚なんですよ。
「違和感」という字面もまたスゴい
漢字もまた秀逸で、「違和感」という漢字は
「和が違って感じる」
というような解釈になりますが・・・
「和」という字は東洋占術業界では
「一致」「整合性」
というような意味を持ちます。
つまり”違和感=(何かが)一致していない”となるわけです。
ズレているという価値観を如実に表現している言葉なんです。
めちゃくちゃ上手いネーミングですね。
そんなわけで、いつになくモヤモヤしたりグルグルと考えてしまう時、「これでいいのか…?」と真顔で考えてしまうような時は、大体何かが違っているハズなので、いったん止まって考えてみましょう。
頭では気付いてなくても、体が気付いているんです。
それが「違和感」なんです。
違和感を感じる時は、いっそ他のことに目を向けてもいいかもですね。