どーも。
前田王子です。
占いの本やスピリチュアルな界隈では、苦労が多い人生って言葉を使いがちです。
僕も、かつての先生に40代まで苦労するって言われました。
ホント、占い師にそんなこと言われるとめっちゃ怖いじゃないですか。
言う側はいいですよ。でも問題は言われた側!
いじめっ子は覚えてないけど、いじめられた子は一生忘れることはないのと一緒で、占い師の言葉は結構ズシン!と心に響きます。
今回は、占いで苦労の多い人生と言われた人が、その言葉を信じなくてもいい3つの理由を紹介していきます。
未来の不安を解消するために占いに耳を傾けるのに、その占いによって未来が不安になってどーする!!と常々思います。
この記事を読んで占いの良い側面のみを取り入れられるようになれば、もうこれ以上苦労することもなくなって、仕事でも人間関係でも大きな成果が出るはずです。
それではいってみましょう!
占いとは何なのか?を簡単に解説
まず、占いに頼る人は、そもそも占いがどういうものかを分かっていません。
でもそりゃそうだって話で、だから占いに頼るわけなんですけどね。
ですが、まずは占いがどういうものかを理解しておかないと、間違った頼り方をして占い師に(結果的に)騙されることになります。
注)占い師という人種は、根は良い奴なんです。だけど、つい良かれと思って口を挟むところがあり、それが結果的に良くない結果を招くことがあります。
ですが、それは占い師としては一生懸命に紡いだ言葉だったりするので厄介なところです。
では、占いというものはそもそも何ができて、何ができないものなのでしょうか?
そもそも占いとは?
「占い」というものは、基本的にはパターン分析と推理の産物です。
例えば、
- お腹が空いたから、そろそろお昼だな
- 北極星が見えるから、あっちが北だな
- 湯気がすごいから、このお茶はとても熱い
- クレープの匂いがするから、近くにお店がある
といった具合に、原因と結果を結びつける考え方をします。
そして、そのツールとして十二星座や陰陽五行やルーン、タロットといったものがあります。
陰陽五行で言えば、例えば火と水の五行が強い人なので、激しい性格の人っぽいなとか、金と火が強い人なので、鉄を鍛えるように厳しく妥協を許さない人なのかな、といった具合です。
これがパターン分析と推理です。
そして、火と水の激しい性格の人に対してさらに推理を重ねると、感情的になることが多いので、人間関係において衝突することが多い人かな?ということが見えてきます。
これと、当人の悩みとを照らし合わせて回答していくのが占いのメソッドです。
つまり占いというものは、どこまで行ってもパターン分析と推理なんです。
では、占いにできることというのは何があるでしょうか?
占いにできること
占いにできることとしては、パターン分析と推理を通して、ぼんやりした悩み事を割とハッキリした困り事に解像度を上げること。
そして、その割とハッキリした困り事に対して、こうした方がいいんじゃないか、という回答をすることが、占いにできることです。
でもそれは、あくまで占い師がパターン分析と推理を重ねたものなので、必ずしも当たっているわけではないです。時間軸が遠ければ遠いほど推理にブレ(振れ幅)が出てきます。
なので、参考にするのはいいですが、行動基準にしてしまうとドツボにハマります。
あくまで、生年月日の星の並び方というパターンを分析して、推理して言語化しているだけなので、人によって言うことも大きく変わってしまうものです。
占いが当たらないのなんて、巷の占い師の動画や本を見ればたくさん例がありますよね 笑
当たった時だけピックアップするから「めっちゃ当たる!」みたいに錯覚してしまいますが、実際は結構外れてます。
その理由は、占いがパターン分析と推理によるものだからです。
神様が用意した答えを読み上げるわけじゃないので、専門外のジャンルにおいては特に推理を外すことは多いです。
占いにできないこと
では、逆に占いにできないことというのは何でしょうか?
占いにできないことは、ズバリ「未来を具体的に言い当てること」です。
占いを受ける側としては、
という感覚になるかもしれませんが、占い師としては、
と言っている場合が多いです。
それも、転ばぬ先の杖みたな話をしていることが多いので、
という忠告だったりします。
また、占いは未来を言い当てる、みたいな風潮がありますが、これはめちゃくちゃ嘘です。バチボコに嘘です。信じちゃってた人がいるなら占い師を代表して謝りますが、あれ嘘です。大嘘。誇大広告してしまってごめんなさい。
その証拠に、2019年〜2023年のコロナウィルス騒動を予言してた占い師はいないし、iphone25はどんな形になってるのかを知ってる占い師もいません。24で終わるかもしれんし、そもそも手に持つ端末ではないかもしれません。
占いでは、テクノロジーの未来を予見することはできません。
もしそんなことが出来てたら、占い師はもっと崇高な仕事になってます。
でも現状はどうでしょう?
占い師に騙されたって話の方が多くないですか?
・・・と、横道にそれましたが、占いというものは、そもそも未来を言い当てるものではなく、パターン分析と推理の産物なんです。
例えば、ツバメが低く飛んでいると雨が降る可能性がある、なんて話があります。
これは、ツバメが食べる虫が低気圧や前線の接近に伴う湿度の上昇で羽が重くなり、高く飛べなくなるため、と言われています。
この事情を知らない人からすると、何でそんなことがわかるんだ!?となりますよね。
占いというのは、そういうモノの集合体なんです。
では、占いがどういうものかが分かったところで、「占い」と「苦労が多い」の関係性を見ていきましょう。
理由①「先天性」と「苦労」は無関係
占いというのは、生年月日を元にその人を分析することが出来るわけですが、実は生年月日によって決まっている部分というのは、人生全体の10%くらいです。
後は後天的要因になるので、後天的にどうとでもすることができます。
まずこの大前提を知っていることが肝心です。
生年月日による特性というのも一応ありますが、僕はそれを車の車種のようなものと説明しています。
例えば、バスのような生年月日の人が、スポーツカーとして生きようとすると非常に困るわけですが、そもそもバスはサーキットに縁がないので、なかなかそんなことは起こりません。
あるとすれば、バスのような生年月日の人がスポーツカーの両親を持つ場合に、スポーツカーとして生きることを強要されるパターンですが、この場合は、必ずいつか気付きます。
苦労のほとんどは、
- 身の丈に合っていないことをしている時
- 分からないのに無理矢理やっている時
のどちらかに該当している時に感じる「気持ち」です。
つまり苦労というのは、苦労の内訳に気付けば解消できることであり、生年月日による生まれつき特性で苦労するというのは、実は存在しません。
あとは、よくある間違いとして時期を占う時に、大殺界だとかそんな言葉で表現される時期がありますが、それ自体も苦労の象徴、苦労を確定させる要因ではありません。
苦労は、
- 身の丈に合っていないことをしている時
- 分からないのに無理矢理やっている時
のどちらかに該当している時に感じる「気持ち」なので、生年月日とは無関係なんです。
そして残念なのは、ほとんどの占い師がこの事実に気が付いていないか、こういう知識を持っていないということです。
理由②その言葉自体が呪いとなる
次に、もし占いに「苦労が多い」と出ていても決して信じてはいけない理由の二つ目は、「苦労が多い」というその言葉自体がザックリと心に刺さってしまうということ。
心に刺さった言葉というのは、化石の発掘よりも発見しづらく、摘出するのが困難です。
特に占い師に相談している時や、占いの本などを見ている時というのは、少なからず何かに救いを求めているタイミングです。
そんな時は特に、聞く耳が立ってしまっているので、言葉がよく入ってきてしまいます。
そして、不安になる言葉ほど心に残るものです。
①で解説したように、苦労というのは
- 身の丈に合っていないことをしている時
- 分からないのに無理矢理やっている時
に感じるただの「気持ち」で、生年月日とは無関係です。
特に、今まさに苦労を感じている時に
なんて言われたら
と思ってしまっても仕方ないです。
(いや、思わないでくださいね!)
そもそも苦労は生年月日と関係ないという事実と、占い師に言われた、特に悪い一言は心に刺さりやすい、ということを覚えておいてください。
そもそもですけど、占い師があなたの何を知ってるというんですか!って話です。
僕もたくさんの人に四柱推命を使ってアドバイスしますが、ほとんどの方が初対面です。
だけど、その人の悩みや状況を言い当てれるのは、四柱推命というツールを使ったパターン分析と推理の筋肉が発達しているからです。
決して、あなたのことを知っていて話しているわけではありません。
ここを混同してしまうと、占い師の言うことが行動の基準になってしまって、占い師に洗脳された芸能人みたいな状態になってしまいます。
占い師の言葉は、あくまでも「情報の一つ」として取り入れてください。
理由③それは苦労ではなく発見のチャンス
占い師に「苦労が多い」と言われても信じてはいけない理由の3つ目は、そもそも「苦労」という言葉に騙されているケースが多い、という話になります。
先ほども出てきましたが、苦労というのは
- 身の丈に合っていないことをしている時
- 分からないのに無理矢理やっている時
に感じる「気持ち」です。
逆を返せば、身の丈に合っていて理解もできていることをしている時は、苦労を感じることがありません。
つまり「苦労」というのは、
- 身の丈に合っていない
- 分からないことをしている
という部分を発見するためのセンサーになっている、ということです。
もし、身の回りで身の丈にも合っていないし分からないことをしている人がいたら、何て声をかけますか?
例えるならば、小学1年生の子が足の届かない自転車に乗ろうとしていたり、膝や肘の防具なしで初めてスケボーに乗ろうとしている人だったり、使い方もわからない高級なMacBookを買ってみたり・・・
そんな人に、
なんて言おうものなら、
そりゃそうだ!!!
って話になりますよね。
だって、身の丈に合ってないし運用方法も分かってないんだもん。
って、
そりゃそうだ!防具つけろ!
実は、あなたが直面している「苦労」というものにはそんな側面があるんです。
もちろん僕だってそんなおっちょこちょいもするし、尊敬しているあの人だって、向かいのホームに立ってるあの人だって、みんな「苦労」はします。
そして、その「苦労」というのは、結局のところ
- 身の丈に合っていないことをしている時
- 分からないのに無理矢理やっている時
なんです。
だから「苦労」というものは、その「時」に気付いて成長するためのチャンスなんですよ。
間違っても、占い師に下手なこと言われて落ち込むためにあるものではありません。
まとめ
というわけで、占い師に「苦労が多い」なんて言われても気にしなくていいよ!という話でした。
おさらいすると、
- 「先天性」と「苦労」は無関係
- その言葉自体が呪いになる
- それは苦労ではなく発見のチャンス
ということでした。
占い師というのは、本当にいい加減で無責任な生き物です。そして、無自覚にあなたの心に変なものを置いていきます。
何事でも、理解していることには不快感を感じないです。
だけど、分からないことを分からないまま頑張ってしまっていると、結果が出ないので辛くなってしまいます。
そんな時、頼ってしまうのが占い師ですが、そんな時に頼る占い師が一番危ない。
分かんなくなっちゃって困った時は、まず何に分からなくなったのかを冷静に分析すること。
冷静に分析さえできれば、どんな苦境に追い込まれても活路がちゃんと見えてきます。