どーも。
前田王子です。
完璧主義で悩む人の相談をよく受けます。
僕自身も完璧主義出身なところがあり、お客さんへのLINEの返信で悩むことや、挨拶の声のボリュームを間違えて周りに迷惑かからないか気になったりすることがあります 笑
「完璧主義」
なんて言葉で表現されているその概念ですが、多くの人が長年苦しめられています。
その理由は何なのでしょうか?
なんて軽々しくアドバイスをされても腹が立つだけで、何の解決にもなりません。
今回は、そんな「完璧主義」という言葉に踊らされて困っている人が、少しでも楽になれるように解説をしていきたいと思います。
完璧主義の特徴
まずは「完璧主義」という概念がどういうものなのかをおさらいしてみましょう。
これに当てはまる部分があるならば、あなたも完璧主義の人かもしれません。
- 高い目標設定 – 常に非常に高い基準を設定しがち
- 自己批判が強い – 自分に対して厳しく、ミスや失敗が嫌
- 他人への高い期待 – 周囲の人にも高い基準を求めがち
- 決断が遅い – 最良の結果を追求するため決定に時間がかかりがち
- こだわりが強い – 些細な部分へのこだわりが強い
- 失敗恐怖 – 失敗を極度に恐れがち
- 達成感の欠如 – タスクを完了しても、次のことが気がかりになる
- 柔軟性の欠如 – 計画通りに進まないとストレスを感じがち
- 他者からの評価を重視 – 他人の評価を非常に気にかけ、それに影響されがち
- 批判に敏感 – 他人からの批判を受け入れにくく、防御的になりがち
- 競争心が強い – 他者と比較し、自分が優れていることを証明しようとしがち
- 完璧な外見を維持したがる – 外面的にも内面的にも完璧さを追求しがち
- 心配性 – 何が間違う可能性があるかを常に考えてしまいがち
- 休息を取らない – 作業に追われて休息を怠りがち
- 優先順位が不明確 – 全てのタスクを同等に重要視し、優先順位をつけるのが苦手
と、こんな感じで言われているのが完璧主義です。
なんかキラキラしてカッコいいイメージとは違って、なんか完璧主義の人って疲れそうですよね。。
そうなんです。
完璧主義って疲れるんです。
「完璧を目指す人」
と言われればカッコいいのですが、その限りではないところも多く、治したいけど治し方がわからない・・・という相談は結構多いです。
完璧主義がやめられない理由
では、なぜ完璧主義という状態をやめられないのでしょうか?
完璧主義という字面だけで判断すれば、高みを目指している人になるのですが、実際のところはややネガティブな言葉として扱われます。
それはなぜか?
もしあなたが、「自分は完璧主義だ」と思うのであれば、これについて考えてみてください。
あなたは、
完璧主義のままでいたいですか?
どうでしょうか?
完璧主義のままでいたい!という方は、ここらで画面を閉じていただければと思いますが、恐らくそうではないと思います。
ポイントはここなんです。
あなた自身は完璧主義でいたいとは思っていないにも関わらず、あなたは完璧主義なんです。
・・・なんかおかしくないですか?
何がおかしいのかと言うと、
勉強サボった→テストで点が取れない→分かる
完璧主義になりたいと思った→完璧主義→分かる
完璧主義をやめたい→なのにずっと完璧主義→分からない
表を入れよう
ということなんです。
あなたは完璧主義をやめたいと思っているし、そこに美徳を感じていないにも関わらず、今も継続して完璧主義のままなんです。
そう、誰かにコントロールされているかのごとく、あなたの意思とは関係なく、細かいところが気になってしまうんです。
あなたの意思とは無関係に、失敗が怖くなってしまい、状態が整っていないから新しいことにチャレンジできないんです。
完璧主義が生まれる理由
完璧主義になってしまう理由というのが、もし自発的なものであれば。
それは完璧を目指して追求していく職人さんのような人になるでしょう。
ですが、実際のところはどうでしょうか?
完璧主義という状態を辞めたくて、このブログを読んでいます。
つまり、完璧主義をコントロールできなくて困っている状態といえます。
では、なぜ人は完璧主義になってしまうのでしょうか?
それは、まだあなたが幼い頃に、一生懸命何かを作ったり、成し遂げた時に、誰かにキツく注意されたり怒られたりした経験が由来となっています。
つまり、あなたの「一生懸命」や「頑張り」というものが、誰かの手によって無下にされたり、雑に扱われたりと、理不尽な扱いを受けたんです。
もしかしたら、その時にさらなるやり直しを命じられたのかもしれません。
その手痛い経験が過去にあったから、
と思い込むようになったのです。
つまり、あなたが望んで完璧を目指そうとして身につけた概念ではなく、誰かの心無い一言によって植え付けられてしまった理不尽な呪いが、「完璧主義」という概念なんです。
と思うかもしれませんが、もう一度完璧主義の特徴を見てみましょう。
- 高い目標設定 – 常に非常に高い基準を設定しがち
- 自己批判が強い – 自分に対して厳しく、ミスや失敗が嫌
- 他人への高い期待 – 周囲の人にも高い基準を求めがち
- 決断が遅い – 最良の結果を追求するため決定に時間がかかりがち
- こだわりが強い – 些細な部分へのこだわりが強い
- 失敗恐怖 – 失敗を極度に恐れがち
- 達成感の欠如 – タスクを完了しても、次のことが気がかりになる
- 柔軟性の欠如 – 計画通りに進まないとストレスを感じがち
- 他者からの評価を重視 – 他人の評価を非常に気にかけ、それに影響されがち
- 批判に敏感 – 他人からの批判を受け入れにくく、防御的になりがち
- 競争心が強い – 他者と比較し、自分が優れていることを証明しようとしがち
- 完璧な外見を維持したがる – 外面的にも内面的にも完璧さを追求しがち
- 心配性 – 何が間違う可能性があるかを常に考えてしまいがち
- 休息を取らない – 作業に追われて休息を怠りがち
- 優先順位が不明確 – 全てのタスクを同等に重要視し、優先順位をつけるのが苦手
失敗恐怖、批判に敏感、心配性あたりは特に、あなたの頑張りを無下にされたくないから感じるものです。
もし本当に「完璧」というものを目指しているのなら、的を得たフィードバックを受け入れることに抵抗はないはずです。
つまり「完璧主義」とは、注意されて嫌な思いをしたくないから、自分に落ち度がないと思いたい心が生み出した幻想なんです。
そしてそれは、あなた自身が望んで生み出した価値観ではなく、言葉も覚えていないくらい小さい頃に、誰かにもらった心無い一言がいまだに刺さったままの状態なんです。
完璧主義の人が特にやってはいけない行動
完璧主義の治し方として、ある3流心理カウンセラーの方がこんなことを言っていました。
これにはまービックリしました。
こんなしょーもないことを言うレベルの人が白衣着て人看てんのかい!ってなりました。もう怒り超えて憤りですよね。ワナワナしてくるレベルです。
完璧主義が発動するのは、理不尽にダメージを喰らう状況を避けたいと思うからです。つまり、理不尽に傷つきたくない状況なんです。
それなのに「まぁ、いっか」と放り出してしまっては、理不尽に傷つきたくない自分が蔑ろになってしまいます。
完璧主義の人にとって、「まぁ、いっか」という言葉を使うのは、何の解決にもなっていない上に問題をさらに後回しにする言葉です。
これが習慣化してしまうと、完璧主義な上に問題を先延ばしする癖までついてしまうことになります。
完璧主義は、そのルーツさえ分かれば自然に消えていくものなんです。
火のないところに煙が立たないように、煙だけを払っても火は消えません。
いつかその心の不審火が、色々な感情と結びついて大火事を起こすことになっていくんです。
完璧主義をやめる方法
ところで、あなたは本当に完璧主義なんだろうか?
ただ頑張ったことに対してキツく注意されたり、怒られたり、理不尽で不当な扱いを受けたから、それを避けるために精度や完璧度を求めているだけなのではないだろうか?
つまり、自ら望んで完璧を目指していたのではなく、怒られるから、注意されるからという不快感から逃げるために完璧主義という状態になってしまったのではないだろうか?
もしそうであれば、そんな悲しいストーリーはないですよね。
つまりあなたは、完璧主義の自分に苦しんでいたのではなく、完璧主義に仕立て上げられて、それを演じなくてはならない状態にさせられていたから苦しんでいたのだ。
完璧主義をやめる方法というのは、物事をほどほどにしておくことではありません。
自分の頑張りに対して、理不尽で不当な扱いを受けてしまった過去があるということを知って、それは今の自分とは関係ない、ということを自覚することなんです。
できることはできる。できないことはできない。
そんな当たり前のことが、完璧主義というフィルターを通ることで
「できなくてはならない!」
となってしまいます。
そんなところに「完璧」なんてものは存在しないんですよ。
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