どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
一緒に働いていたり、付き合っていたり、友達として仲良くやっていたり、元々はそんな感じでよろしくやっていたにも関わらず、なーんか意見が合わなくなって離れていく人っているじゃないですか。
中には、離れた人同士でなんか関係が冷えちゃったり、「敵」ってことにして自分を正当化してみたり。
今回は、そんな人間関係のいざこざについての話です。
特に、関係が良かったところから悪くなっていく過程って、イヤですよね〜〜〜。
せっかく仲良くやれてたのにさ・・・・・・みたいな。
悲しくなっちゃいます。
実は、みんなそもそもズレていた
人間関係って、仲の良い状態とか悪い状態とかあって、特に、「良い状態」の時って
「通じ合ってるわ〜」
って感じがすると思うんですね。
だけど、実はその「通じ合ってる」と思う感覚って、とても独りよがりなものなんです。
と言うのも、言葉というのは非常に便宜的なもので、感覚値を正確に表せるほど性能が良くありません。
例えば、「赤いリンゴ」を描いてくださいと言われて、それぞれに絵の具セットを渡された時に、それぞれが全く同じ色で描くことってないんです。(単色の赤色だけで描く人なんかは被るかもだけど)
それでも、オーダーとしては「赤いリンゴ」なんですよね。
まず、言葉と感覚には、こんなにも違いがある、ということを認識する必要があります。
現物に馴染みのあるリンゴの赤さですら違いが出るわけなので、各々の感情の感覚値、感動の感覚値というのは、違っていて当たり前なわけです。
だけど、僕らは言葉で「マジムカつく!」と言って共感し合います。
「めっちゃ面白い!」というのも共感できます。
でも、その度合いというのは、絶対的に人それぞれだったりするんですね。
王子は漫才が好きなんですが、特に2003年のM-1の笑い飯の「奈良県立歴史民俗博物館」のネタは、今思い出しても笑いとともに感動すら蘇ってくるレベルなんですが、王子のこの気持ちを分かってくれる人が、果たして何人いるのか、という話です。
他人の感覚というのは、みんなそれぞれ、そもそもズレているんです。
みんな影響しあって生きている
たとえ同じ生年月日に生まれたとしても、運命なんてのは
生年月日×関わった人の人数
なわけです。
生年月日という初期ステータスはあるものの、関わる人が変わればもちろん違う人生を歩みます。
そして、みんな人と関わりながら、少しずつ影響を受けたり与えたりして生きています。
特に影響されやすい人なんてのは、付き合う人が変わればコロッと態度が変わったりもします。
だけど、それまでの人間関係があるので、自分の元から離れたり、志を同じくしてたのに離反したりすると、とても悲しいです。
でも、その人がどの人に影響を受けるかなんてのは、制御できません。
そして、人はみんな、互いに影響しあって生きています。
影響しあって、だんだん人が変化していくのは、自分の思春期を思い出したらよくわかると思います。
あの時はよく影響されたもんだ。
子供だけじゃなくて、大人になっても同じように影響し合っているんです。
色々が重なって起きる考え方のズレ
そもそもズレている感覚値を、同じ言葉で表現しちゃってるもんだから、普通は感覚のズレに気づくことが出来ません。
感覚がズレていく過程なんてのは分かりっこないので、「そもそもズレてる」という認識が大事なわけなんですが・・・
幸せになろうね!って結婚した夫婦だって、いつの間にかいがみ合うようになったり、協力的になれなくなったりします。
王子のところにも、よくこういった相談が寄せられるんですが、ズレてしまった関係を修復するのは、非常に難しいです。
だって、夫婦にしたって夫婦揃って占いに来ることはないしね。
どっちか片方が来るわけで。
協力関係だったのに、いつの間にやらいがみ合うようになったりするのって、ある日から突然コロッと変わるわけじゃないです。
ジワジワと積もり積もって、同じことだけど自分の中の解釈が変わっていって、それがどんどん進んでいって、気付いた時にはいがみ合ってたりします。
その過程に気づくことが出来ないんですよね。
でも、占いの現場でお客さんの話を聞いて、生年月日から命式を見て、その上で思うことは、

ということ。
ここまでずーっと抽象的な話で進んできたけど、結局何が言いたいかって、
人はズレる。
そこを否定せずに、認めて行こうぜ!
ってこと。
お互いの感覚がズレていって、なんだかんだですれ違ったりいがみ合ったりすることって、当たり前に起こることで、悪いことじゃないんですよ。実は。
ズレることは分かったけど、それでもズレていくのはイヤ!
ここなんですよね。
人間誰しも平和に生きたいわけで、誰も好んでいがみ合いたいわけじゃないんです。
でもさ、止められないんですよね。ズレることって。
そんで、イヤなんですよね。
人がズレていくことを間近で見ることって。
「あんなにいい人だったのに・・・なんで・・・?」
でも実は、↑こんな感じに思うことが、そもそも間違ってると王子は思うんですよね。
その人からしたら、もしかしたらアナタの方がズレてるかもしれないし、人の心の移り変わりって、そういうもんなんですよ。良くも悪くも。
イヤだって思っても、遠足の日に大雨になったからって泣いてたって、お母さんが作ってくれたお弁当は美味しいわけです。
イヤなとこばっか見てると、イヤなとこしか見えてこないけど、約束されてる部分だってあるんですよね。
人間関係は、信号待ちでシンクロした前の車のウインカーみたいな
車乗らない人は分かりにくい例えで申し訳ないけど、人間関係って、ズレるんだけど、結局また戻ってくるんですよね。
ハイスタ(Hi-STANDARD)だってELLEGARDENだってLUNA SEAだって黒夢だって、活動休止したけどまた再開したりしてるんですよね。みなさんそりゃ色々あったらしいです。
アーティストが活動休止する時って、ファンは「この世の終わり」みたいなリアクションしたりするけど、活動再開したらしたで、ただただ大喜びなんですよね。
メディアが伝えてくるものは、
- 不仲→ダメ!
- 解散→終わった!
- 売れなくなった→ダメ!
みたいな感じだから、ついついそんな目線で見ちゃうんだけど、なんだかんだでまたシンクロする時ってくるんですよね。
それはアーティストばかりじゃなくて、自分だって身近な人だって、みんなそう。
意見が合わなくなった時は、それはそれは仲も悪くなるけどさ、まずは一旦よろしくやってた関係だから、またシンクロする時があってもおかしくないじゃん。
だったら、今のちょっとしたズレは、きっとまたいつかシンクロするための一旦休憩だと思うんですよね。
ズレちゃったからって、もう二度と仲良くならねー!一生恨んでやる!みたいなこと思ってたら、そりゃそんな人生しかねーよな・・・って思います。
今現在の関係で、全て判断しちゃダメなんですよねー。(もちろん例外もあるけどね!)
でも、今現在の関係が今見えてる全てだから、今現在めちゃくちゃ嫌いでもムカついててもいいんです。
だって、そうやってシンクロしたり離れたりするのが人間なんだから。
かといって期待して待ってたら、期待を下回ってきたときにムカついちゃうんで、とりあえず期待しないでいて、またシンクロしたときには笑顔で迎えてあげたらいいと思うんですよ。