どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
今回は、僕が提供している
の卒業生の話をしたいと思います。
その方(Hさん)の主な悩みは、
- 自分のことがよく分からない
- 自信がない、自己評価が低い
- 夫婦間の関わり方が分からない
といった感じで、どこか閉塞感を感じているというか、自由さを感じていないというか、そして、このままでいいのだろうか・・・?という漠然とした不安を抱いている、といった印象でした。
特に印象的だったのは、依頼の文章の中に「息が詰まりそう」という表現があって、かなり末期な状態が伺えます。
頑張っても頑張ってもうまく行かず、旦那さん(割と心配性)からは、あれやこれやと難癖のような言葉で自由にさせてもらえず、何かにつけて文句を言われ、ついには我慢のしすぎで体調も悪くなってくる始末・・・
なんとかここから抜け出したい!😭
ということで、申し込みされました。
そして、そんな状況から始まった潜在能力開放コーチングですが・・・
なんと!
- 夫婦間のコミュニケーションが円滑に!
- 文句ばかりだった旦那さんが協力的に!
- 趣味の音楽を再開!
- 目指すものが見つかった!
という素晴らしい結果となりました!
一体Hさんに、何が起こったのでしょうか?
その様子を、チラッとお見せします。
それは何のため?誰のため?
話し声も明るくて、一見明るそうなHさん。
パッと見ると、そんな悩みを抱えているようには見えません。
話し方も丁寧で、至って普通な感じなんですが・・・
命式を見ると、壬(みずのえ)を主に持つ命式で、本来は遮られることを嫌う自由人のタイプです。
ところが、明るく丁寧で、至って普通そうな感じなわけです。
コーチングを受けるに至った経緯は、息が詰まりそうな状況から抜け出したい!ということでした。
まぁHさんもちゃんとした大人なので、初対面の人と話すときは、丁寧に対応するものではあるものの・・・僕はその丁寧さに違和感を覚えるわけです。
自由さが売りの水の五行のHさんが、かしこまって話すということには、育ってきた環境での矯正や、型にハメられて生きてきた経緯が伺えます。
水の五行の自由さというのは、極端に言えば、嫌なことは嫌と言い、露骨に態度に表し、気の進まないことを強制されると反抗的になるような感じです。(笑)
それを押し殺して、明るく丁寧に振る舞っている、ということが第一印象から見て取れます。
なかなかの環境で育ってきて、随分と我慢を繰り返してきたんだなぁ・・・と、こっちが悲しくなります 笑
ホント、こういうのって本人が一番気がつかないものです。
人に迷惑をかけまいとして丁寧に振る舞っているわけですが、その行動一つ一つに閉塞感を感じるはずです。
つまり、Hさんに付けられている足枷というのは、誰かもわからない誰かのために、良かれと思って自らの自由さを封印する、ということでした。
この思考を外していく必要があります。
防衛本能は、実は守っていない
3回目くらいの時に、Hさんがすっごい喋る回がありました。
溜まっていた旦那さんへの愚痴や色々だったのですが、これがまー長い!笑
1時間という枠の中でやりとりをしているわけで、Hさんが尺を使うということは、アドバイスを受ける時間が減ってしまいます。
流石にこれはマズい、ということで、
と伝えてみると、不服そうだったものの、とりあえずおさまりました。
こういう症状も、決して悪いものではなく、こちらがどうすればいいのかの分かりやすい指標になります。
お金を払ってコーチングを受けていて、時間に限りのある中で、その時間を無駄に使ってしまうことに意識が向かない、というのは、これ即ち防衛本能から来るものです。
人は、今までの環境、今まで通りの考え方、今まで信じてきたものを守ろうとします。
そして、それらを「守る」というのは、無意識が担当しています。
なので、無意識が意図せず話題を生み出して、本人としては事実を話していて、こんなに大変なことが起こっていたんだ!と主張するわけです。
その話自体は決してウソではありませんが、これが喫茶店ならまだしも、教えを受ける場においてこれが出てくるというのは、潜在意識が今までの価値観を守ろうとしてやっていることです。
こういう行動が出てきているということは、安全圏であぐらをかいていた今までの価値観が、やばいやばい!となって抵抗し出したサインです。
つまり、気付くための扉がもうすぐ開きそう、ということを意味します。
そして次のコーチングの日、Hさんのコミュニケーションが今までとは打って変わってスムーズになっていました。
本人にもそのことを聞いてみると、
とのこと。
無意識が勝手にやっていることって、気付きさえすれば自動的にやらなくなります。
そして、それをたくさん集めると、スライムが合体してキングスライムみたいになるわけですが、それこそが僕の言うところの「潜在能力の開放」というやつです。
Hさん、ナイス気付き!!
0→1ってなかなか距離がありますが、1→2、2→3に向かうことって、意外とすぐなんです。
こうなってくると、どんどん色んなことに気が付いていきます。
良かれと思ってやっていたのは、実は〇〇だった
さて、話が長かったことに気がついたHさん。
ここから色々なことに気が付き始めます。
つまり、どんどん潜在能力の開放が起こっていくことになります。
中でも特に大きかったものは、Hさんが一生懸命、良かれと思ってやっていた行動の裏には、実は「バレてはいけない」「秘密主義」という感性が潜んでいました。
Hさんがよくやっていたことで、「17時には帰るね」と旦那さんに言いながら、結局18時になったりする、というもの。
ちなみに、旦那さんの命式的を見ると、もう明らかに奥さん大好きなタイプです。

その前提に立って、Hさんの行動を見ると、旦那さん的には
ってことになります。
ですが、Hさん的には、
という心理で行動しています。
ここで何が秘密主義なんだ?となりますが、本当は、日用品の買い物ついでに雑貨屋さんとか服とかゆっくり見たいのに、それが言えずに
という表現になってしまうので、遅く帰る理由がなくなってしまいます。
さらに旦那さんはHさんのことが大好き。早く帰ってきて欲しいわけです。
だけど旦那さんも旦那さんで、「寂しいから早く帰ってきて」とも言えず、早く帰ってこいオーラを出してプレッシャーをかけるしかないわけです。
こういうシーンって、割と夫婦あるあるだったりするんじゃないでしょうか。
だけど、なんで
と言う、という選択肢が出てこないのでしょうか?
それこそが、そんなことを言ったら怒られるんじゃないかしら・・・じゃぁ、本音を言うのはやめておこう・・・という「秘密主義」の成せる技なんです。
そうやって、良かれと思って心と心は離れていくんです。
その必要はなかった!
自分の「秘密主義」という価値観に気付いたHさん。
そこからどんどんと行動が変わっていきます。
その後のコーチングでも、奥歯にものが詰まったような話し方ではなく、明らかに堂々とした話し方になり、日々の生活の中で隠すことがなくなったので、旦那さんとのすれ違いや衝突が激減しました。
Hさんも、
と言ってましたが、確かにそういう見方もありますが、Hさんが秘密主義になるに至った経緯は、幼少期の家族との関わりに原因があるので、Hさんがその責任を負う必要はありません。
ただ、俯瞰してみた時に、「結構ひどいなw」と思える事実があったことと、それを今はやっていない、という事実があるだけなんです。
「秘密主義」から出てくる良かれと思っての行動が激減したことにより、旦那さんとの関わりも、どんどんと気軽になっていきます。
実はこの背景として・・・人が人を支配したくなったり、束縛したくなることには、相手に対する不信感があります。
信用、信頼することができないから、束縛して安心感を得ようとするわけですが、束縛される方も、実はおおっぴらであけすけな態度ではなく、どこかに秘密主義があって、相手に不安を与える動きだったりします。
だけど、束縛する方も秘密主義の方も、どちらもそれを意識してやってはいません。無意識による防衛本能で行動しているから、自覚できないんです。
そんなこんなで、自分の行動や考えを隠す必要がないことが分かったHさん。
旦那さんに対して不用意に気を遣わなくなりました。旦那さんも、Hさんの気を引きたいのはあっても、気を遣われたいわけではなかったんですよね。
そしてめでたく、旦那さんの行動が協力的になっていくことになります。
Hさんとしては、それを
と話してましたけど 笑
Hさんの中の「秘密主義」という大きな足枷が外れたので、旦那さんの居心地がよくなったわけです。
これも奇しくも、Hさんにその自覚がないので、僕が何度も伝えないといけないところなんですが^^;
頑張って一生懸命に本音を伝える必要はありません。
本音を隠す必要がない、ということが理解できれば、自ずと正直になっていくものなんです。
そして僕は、あくまでそのきっかけを作るだけです。
約3ヶ月を終えて
Hさん、潜在能力開放コーチングお疲れ様でした!
そして最後に、旦那さんと一緒にモーニングに行くというミッションもクリアできて、とても素晴らしかったです。
だって、3ヶ月前は旦那さんとはバチバチの状態で、しかも息が詰まりそうだったわけで。
しかも、僕に言われたからってしぶしぶ嫌々行ったわけじゃなくて、一緒にモーニングに行くことに抵抗がなくなったから行けた、というところが素晴らしいわけです。
元々そもそも、それぞれが夫婦という一つのチームの一員なんですよね。
だから、同じ方向を見て行動を共にすることは、不自然なことではないんです。
やればできると言うか、それが本来のHさんの在るべき姿なんです。
それでこそ、チームが同じ方向を向けるようになります。
そして、実はまだまだ奥に潜んでいる足枷が色々とあります。
でも、これだけ多くの成果を取ることができれば、その足枷たちも順々に外れていきます^^
Hさんには、新設されたコーチングの第2章、「続・潜在能力開放コーチング」にも挑んでもらうことになり、今度はどこまでいくのか楽しみです。
(同じく全7回のコーチングで、今度は「達成」ということをテーマに進んでいきます!)
まだまだ書きたいことはたくさんある(あと6,000文字は書ける)けど、今回はこの辺で。ホント素晴らしい結果でした。
コーチングメニューが気になってる人の参考になれば!と言うことで、今回はHさんに許可をいただいて記事にしました。
さぁ、次はあなたの番だ!!