どーも。
“改”運トレーナーの前田王子です。
「浪費」「貯金ができない」
これは僕にとっても非常に耳の痛いワードです。
お金についての悩みなんて、一体何年悩み続けていることか 笑
トレーナー、コンサル、占い師と、人の心の問題を解決する仕事をしていますが、もちろん、僕自身の中の解決しないといけない問題もたくさんありましたし、たくさん解決してきました。
今回は、その中でも「お金」についての考え方、特に「使いすぎてしまう」というところについて語っていきたいと思います。
「お金」は「お金」であって「お金」ではない
いきなりワケの分からない言葉が出てきましたが・・・笑
これ、どういうことかわかりますか?
「お金」というものを考える上で、非常に重要なポイントを端的にまとめると、
「お金」は「お金」であって「お金」ではない
という言葉に着地します。
この言葉を理解するためには、なかなか哲学的な考え方が必要になるので、気になった方は拙書「金運のすべて」にも書いてあるので、よかったら読んでみてください。(電子書籍です。紙媒体ではありません)
さて、宣伝が済んだところで、まずはお金についての世界観でした。
特に日本のお金教育というのは、「教育」とは呼べないくらいに低いレベルで語られています。
お金というのは、
- なんか大事なもの
- ないと困るもの
- あると色々変えるもの
- 多くは貰えないもの
- お金持ちには悪い人が多い
といった印象があるのではないでしょうか。
これはものすごくざっくりしていて、いい加減な世界観でお金を見ています。
そして、特に今の若い世代の人たちは、所得が低い人が多い・・・なんてことをテレビが言うから、そうなのかな〜くらいに思っていたりもすると思います。
お金が無いことで困ることはあっても、お金が余っていて困ることはありません。
お金についてはよく分からないけど、なんかお金って手に入りにくいもの、といった価値観の人も多いと思いますが・・・
それ全部、ただの思い込みですから。
「お金」を「お金」だと思っているから、「お金」に支配されます。
「お金」は「お金」であって、「お金」ではありません。
まずは、「お金」は幻想の産物だということを理解していく必要があります。
ただ、お金の洗脳を解くことは難しく、僕があなたの代わりに洗脳を解くことはできません。あくまでヒントを出すことしかできないので、お金は幻想の産物なのかもしれない、お金という洗脳を受けているかもしれない、という目線で日々を過ごしてみると、だんだんと見える世界が変わってきます。
その標語として採用しているのが、先にも書いた
「お金」は「お金」であって「お金」ではない
という言葉です。
お金とは何か?
「お金」を「お金」だと考えなくなってくると、「じゃあなんだ?」ということになってきます。
説明は省きますが、お金とはズバリ、「エネルギーを数値化したもの」です。
重さや長さ、音波や風速というのは、その強弱を数値で表すことができます。
お金も、それと非常によく似ています。
ただ、重さや長さなどと違うのは、お金の価値というのは、人が決められるものです。
対して重さや長さや音波などは、自然のものです。
これらの違いというのは、嘘がつけるかどうか、ということ。
お金は、人がその価値を決めることができてしまうので、価値をでっち上げることができます。
言うなれば、そよ風を台風と呼ぶことができたり、台風をそよ風と呼ぶことができる、ということです。
例えば、ダイヤモンドは希少な貴金属と言われていて、非常に価値の高いものとされています。
ですが、お金という価値基準を持たない犬や馬にとっては、ダイヤは特に価値のないものです。
また、ダイヤはその産出量を意図的にコントロールされていて、「希少なもの」という価値観を演出しているというのは、割と有名な話です。
つまり、もしあなたが、お金についての悩みを抱いていたり、お金がなくて困っていたりするということは、お金についてめちゃくちゃ詳しい誰かによってでっち上げられた世界観に騙されて、お金は手に入らないもの、という意識を植え付けられている、と言えます。
「お金」は「お金」であって、「お金」ではありません。
この洗脳から脱出すること、お金というトリックを見破ることが、お金の支配から脱出する唯一の方法になります。
お金と心
先ほど、お金は「エネルギー」だと書きました。
では、エネルギーとは何なのでしょうか?
エネルギーというのは、例えば、握力が超強い人がりんごをぎゅっと握ると、りんごが潰れます。
この時に、りんごにかかる圧力のことを「エネルギー」と呼びます。
そして、リンゴにかかったエネルギーは、りんごが自分の形を保てなくなると、縦横にエネルギーを放出します。これが潰れるという現象です。
「エネルギー」という言葉を使いましたが、「ストレス」と言い換えてもいいですね。
つまりお金というのは、こういった「エネルギー」という価値観を数値化したものなわけです。
そして、お金のやり取りというのは、自分が持っているエネルギー(商品やサービス)を相手に与える(売る)から、相応のエネルギーが帰ってくる(報酬を受け取る)、といった感じになっています。
では、「買う」という行為はどういうことでしょうか?
「買う」という行為は、「お金」という、何物にも変えられるエネルギー変換券を、自分の欲しいエネルギーに変換するという行為になります。
自分にかかるストレス(不満や不安)によって受ける圧力を、お金というエネルギー変換券を使って、相応の「快」を得ることで中和する(逃す)ということになります。
このように、お金と心というのは密接に関わり合っています。
お金を「エネルギーを数値化したもの」と書きましたが、もう少し言葉を足すなら、「心にあるエネルギーを数値化したもの」ということになりますね。
だから、喜ばしい時やイライラした時など、心のありようによってお金が使われるわけです。
それは、喜びを表現したいというエネルギーが、イライラしているというストレスが、それぞれの数値を消費や発散をしてバランスを取ろうとして、お金というエネルギー交換券を使うわけです。
その証拠に、満たされている時、例えばデートなんかして気分がいい時には、お金を使いたいとは思わないですよね。
対して、その人に「もっと好かれたい」とか、感謝を伝えたいと思った時に、その想いを形に変えるために、お金を使うわけです。
なぜなら、お金は「心にあるエネルギーを数値化したもの」だからです。
浪費のメカニズム
お金に仕組み、お金と心の関係性がわかってくると、浪費のメカニズムも紐解けてきます。
よく、金銭感覚がルーズな人のことを「財布に穴が開いている」と表現しますが、穴が開いているように抜け落ちてしまうというのはあくまで結果論で、本来は違います。
浪費のメカニズムとは、こんな感じの図で表せると思います。
財布に穴が開いている、管理ができていない、という考え方ではなくて、「その都度その都度発散しなきゃやってられないほどのストレスが、ずっと心の中に存在している」から、浪費行動をせざるを得ないのではないでしょうか?
これは、僕自身が浪費家だったので、非常にこの感覚はよく分かります。
逆に、貯金が好きな人からすると、この価値観は全然ピンとこないんじゃ無いかと思います。
だから、「財布に穴が開いている」と表現されてきたわけですが、それはお金を管理できる人目線の話なわけです。
財布には穴が開いてなくて、貯められるという信念で行動しているから、そう思うことができます。
ですが、そもそものレベルで、常に過度なストレスや圧力がかかっている状態の人で、セックスや過食ではなく、お金でそのストレスなどを発散する道が身近にあった人が、どうやって消費行動を抑えることができたでしょうか?
圧力がかかって潰れそうなリンゴに意思があるなら、潰れないように圧力を逃すことを必死で考えるはずです。
このように、お金は心と密接につながっているから、心のダメージを補填するかのようにお金を使う、つまり浪費するわけで、浪費というのは、深刻な心のダメージの象徴だと思うわけです。
依存心と依存症
心理学を勉強すると、必ずと言っていいほど依存症の項目を通ります。
セックス、食、自己顕示欲、承認欲求などなど、人は何かに寄りかかったりすがったりしている時、非常に安心感を得ます。
本来それらは、成長期の段階で脱ぎ捨てて自立するものなんですが、自分で立てないから杖代わりに何かに依存します。(依存が慢性的になった状態のことを、依存症と言います)
これは、貨幣経済という前提の世界における現代病だと僕は思っていますが、そんな世界で生きている以上、それと共に生きないわけには行きません。ならば、その現代病に対する理解を示していく必要があるわけです。
そして、依存する裏には、依存を促した原因があります。
そこを突き止めることが、浪費行動という依存の対象の謎を解明する鍵となります。
そしてこれを、四柱推命と心理学を使って突き止めていくわけです。
金運が上がる神社に行ったところで、元々の依存心が解決されていなければ、無駄にお賽銭を払ったりお守りを買ったりして、結局浪費欲を満たす行動を取って、ストレスを逃しているだけになります。
話の前提と着地点がそこそこに遠いので、どうしても長い話になってしまいますが・・・
つまり「浪費」や「貯金ができない」といったお金の悩みというのは、財テクやお金の管理術といったテクニカルな問題ではなく、発散したいと思う心と、発散に至るほどの心的ストレスに原因がある、ということになります。
だから、「浪費」や「貯金ができない」といった行動自体を直そうと思っても、上手くいかないわけです。
浪費行動を治すためには、その手前に確かに存在している心的ストレスの原因を究明することが必要不可欠なんです。
[…] […]
原因が治らないと浪費も治すことが難しいんですね。
さかなさん、コメントありがとうございます。
浪費の原因については、一人で考えて原因を突き止めることはほぼ不可能です。
ただ、浪費をしてしまう心理状態は、依存症の心理状態と似ています。
なので依存症の本から原因にアプローチしてみるといいですよ。
[…] […]